エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1102
2022.02.04 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
製品の概要を把握したところで、ここからはASUS「TUF-RX6500XT-O4G-GAMING」を画像でチェックしていこう。VGAクーラーは、ヒートシンクのみで約2スロット、全体では2.7スロットを専有する大型のデュアルファンクーラーで、冷却ファンにはブレードの長さを確保するための小型ドラムと、下向きのエアフローを高めるバリアリングを採用した「Axial-Tech」ファンを2基搭載する。
またクーラーカバー、バックプレートとも堅牢なアルミニウム製で、バックプレートにはファンから吹き付けた風が抜けるベントを備えることで、熱の籠もりを抑え、効率的な冷却ができるよう設計されている。ちなみに公称カードサイズは長さ250mm、幅147mm、厚さ54mmで、エントリー向けのグラフィックスカードとしてはやや大きめのサイズ。とは言え、タワー型のPCケースであればそのサイズが問題になることはほとんどないだろう。
オリジナルVGAクーラーの表面にはブラックに塗装されたアルミニウムカバーを実装。カバーの右上には「TUF GAMING」のロゴが飾られている |
ブレードの周囲にバリアリングを備えた「Axial-Tech」ファン。サイズは実測95mmで、50℃以下になるとファンの回転が停止、57℃に達すると回転を開始する |
エントリークラスながら実質3スロットを専有する大型クーラーを搭載。ヒートパイプも4本内蔵され、その冷却性能には期待ができそうだ |
裏面にはアルミニウム製のバックプレートを実装。ちなみにカード全体の重量は実測882gだった |
バックプレートの先端には冷却ファンから吹き付けた風が抜けるベントを備える | 補助電源コネクタは6pinx1。コネクタは外側ラッチで、着脱がしやすいようバックプレートもカットされている |
Radeon RX 6500 XT共通の問題だが、ディスプレイ出力は2系統しかないのでマルチディスプレイ環境を検討している場合は注意が必要だ |