エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1103
2022.02.07 更新
文:撮影・藤田 忠
「Symphony ARGB」シリーズの概要を把握したところで、フォトセッションに進んでいこう。
LEDギミックを内蔵するウォーターブロックは66.7mm×67mmのブロック形状で、高さは56mmだ。ポンプの回転数は非公開で、ポンプ流量1.3L/min、揚程1.2mというスペック。流量は過去のAntec製オールインワン型水冷ユニットと比べて、若干低下しているようだ。「Symphony ARGB」シリーズは、エントリーとメインストリームクラスの中間に位置する価格帯のため、妥当なスペックなのかもしれない。この辺の評価は、後半の冷却セッションの結果を待ちたい。
チューブにはEPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)+IIPを採用し、高耐久と高信頼性を両立。長期に渡り液体ロスを低減するという。また、保証期間は3年間になっている。
ウォーターブロックのサイズは、奥行き66.7mm、幅67mm、高さ56mm |
受熱ベースプレート部は銅製になっている | チューブは側面に接続されている。左右に回転でき、自由度は高めだ |
ウォーターブロックからは、ポンプやLED用のSATA電源コネクタと、ポンプの回転数をモニタリングする3pinファンコネクタ、5/3pinの5V ARGBコネクタが出ている |
見目良い高品質チューブを採用する。チューブ長は360mmで、取り回しに問題はない | ラジエターのチューブ端はメタルカバーで覆われている |
ラジエターは奥行き397mm、幅120mm、厚さ27mmと360mmサイズのラジエターを採用したオールインワン型水冷ユニットとしては、標準的な大きさと言える。また高密度アルミニウムフィンはオールインワン型水冷用に設計された特別仕様で、クーラント液によって移動された熱を効率よく冷却することができる。
360mmサイズラジエターは素材にアルミニウムを採用。側面にはAntecのロゴが入る |
厚さはオールインワン型水冷ユニットとしては標準的な27mm | ラジエターには放熱用のアルミニウムフィンが整然と並ぶ。なおフィンピッチは14FPIだ |