エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1104
2022.02.09 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
メモリスロットは、デュアルチャネルに対応するDDR4×4を搭載する。最大5,333MHzの高クロックメモリを運用可能で、メモリプロファイルはXMPをサポート。容量は最大128GBを実装できる。低価格帯のMicroATXマザーボードはメモリスロットが2本のモデルも少なくない中で、ATXモデル同等のメモリ環境を備えている点は好印象だ。
両側にラッチを備えたDDR4メモリスロット。メモリの電源周りにもプレミアムパワーチョークなどの高品質コンポーネントが採用されている |
「UEFI BIOS」のカスタマイズメニューでは、DDR4-800~DDR4-8400までの設定が用意されていた |
「B660M DS3H AX DDR4」のM.2スロットは、CPU直結のPCI-Express4.0(x4)対応スロットと、チップセットに接続されているPCI-Express4.0(x4)/SATA3.0両対応スロットの2基。CPU側スロットには、低価格モデルでは省略されることの多い専用ヒートシンク「M.2 Thermal Guard」を標準装備している。
「M.2 Thermal Guard」を備えたCPU接続のM.2スロット「M2A_CPU」。PCI-Express4.0(x4)対応のスロットで、フォームファクタはM.2 2260/2280をサポートしている |
下部に搭載されているチップセット接続のM.2スロット「M2P_SB」。こちらはPCI-Express4.0(x4)とSATA3.0に対応、フォームファクタはM.2 2260/2280だ | SATA3.0(6Gbps)は合計4ポート。垂直・水平配置でそれぞれ2ポートずつを搭載している |
「B660M DS3H AX DDR4」はMicroATXモデルのため、拡張スロットの構成はシンプルだ。PCI-Express4.0(x16)×1とPCI-Express3.0(x1)×2の3基を搭載。グラフィックスカード用のPCI-Express4.0(x16)には、アンカーポイントを強化して頑丈に組み付けられたスロットが採用されている。重量級のカードも問題なく搭載することが可能だ。
ボード面積の限られるMicroATXモデルとあって、拡張スロットは合計3基。ただしミドルレンジ構成であれば、不足を感じることはないだろう |
グラフィックスカード用として両端のアンカーポイントが強化されたPCI-Express4.0(x16)スロット |