エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1104
2022.02.09 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
ここでは、システムを組み上げる際に把握しておきたい各種コネクタ・ピンヘッダのレイアウトをチェックしよう。いずれもPCケース内で各種パーツが組み込まれるであろう位置を想定し、無理なく接続できるように位置決めがなされている。
ファンコネクタの配置(CPUファン:オレンジ/ケースファン:赤) |
まずファンコネクタの配置から見ていくと、CPUクーラー向けの「CPU_FAN」をメモリスロットのすぐ横に実装。CPUソケットから余裕をもってアクセスできる至近の位置にあり、迷わず接続できるはずだ。また、システムファンを接続する「SYS_FAN」は合計3基。PCケースのトップ側から接続することを想定した「SYS_FAN1」はCPU補助電源の隣、さらにフロント側からのアクセスに便利な「SYS_FAN2」、同じくフロント寄りのボトム部に「SYS_FAN3」を備えている。
メモリスロットの隣に実装されている、CPUクーラー用ファンのコネクタ「CPU_FAN」 | トップ側に搭載されたファンを接続することになるであろう、CPU補助電源横の「SYS_FAN1」 |
メモリスロットのすぐ隣に実装されている「SYS_FAN2」 | PCケースのフロント下部からアクセスしやすい場所に実装された「SYS_FAN3」 |
ARGB LED/RGB LEDピンヘッダ配置(ARGB:青/RGB:緑) |
続いてLEDピンヘッダの配置はどうなっているだろうか。「B660M DS3H AX DDR4」がMicroATXモデルであるため、ボード面積の制約からピンヘッダの数は全部で2基。アドレサブルRGBに対応する5V/3pinのピンヘッダ「D_LED」と、12V/4pinのRGB LEDピンヘッダ「LED_C」をそれぞれ1基ずつ搭載している。いずれも「RGB Fusion 2.0」アプリケーションを使用することで、対応するRGBデバイスを一元管理することが可能だ。
ボード下部に並んで実装されている、ARGB用ピンヘッダの「D_LED」とRGBピンヘッダ「LED_C」 |
最後は基板上に実装された各種チップやコネクタなどをチェックし、画像セッションを締めくくろう。
2.5ギガビットLANコントローラRealtek「RTL8125BG」 | PWMコントローラのON Semiconductor「NCP81530」は、ちょうどヒートシンクに重なるような位置で実装されている |
BIOS ROMの「HX25L25673GZ」 | そのすぐ近くには「Q-Flash Plus」用チップのITE「IT5701E」が実装されていた |
USB2.0ハブコントローラGenesys Logic「GL850G」 | 主電源のATX 24pinコネクタ。こちらもCPU補助電源と同様に「ソリッドピン」が採用されている |
ボトム側に実装されている、「Q-Flash Plus」用スイッチとシステムリセット用のスイッチ | ボード右下に実装されている、フロントパネル用ピンヘッダ |