エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1110
2022.02.26 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部/撮影:pepe
MSI「Optix MAG281URF」 実勢売価税込118,800円前後(2022年2月現在) 製品情報(MSI) |
今回取り上げる「Optix MAG281URF」は、昨年末より販売が開始されたRAPID IPSパネルを採用する4Kゲーミング液晶ディスプレイだ。スタンダードなフラットタイプのディスプレイで、画面サイズは現行主流の27型。フルHDに比べ4倍広い4K(3,840×2,160)解像度に対応し、一般的なIPSパネルに比べ4倍高速な1msの高速応答と144Hzのリフレッシュレートに対応するのが特徴だ。
最大表示色は約10億7,300万色に対応。色域はデジタルシネマ向けのDCI-P3を約95.38%、一般的なデジタルデバイスで広く使用されるsRGBは99%カバーしている。ピーク時の最大輝度は400cd/㎡で、肉眼での見え方に近いリアルな表示が可能なDisplayHDR 400規格もサポートしている。
また、ソフトウェアによるブルーライトカットではなくハードウェアレベルでブルーライトをカットする「ハードウェアブルーライトカット機能」を搭載。従来からある画面のチラつきを無くす「アンチフリッカー機能」と合わせてアイケア機能は充実している。
主役のゲーミング機能も豊富だ。ディスプレイ同期は、対応するグラフィックスカードとの組み合わせで、スタッタリングやティアリングなどの同期ズレを防止して滑らかな映像でゲームプレイが可能な「G-Sync Compatible」を搭載。露出を抑えながら暗部を持ち上げ視認性を高める「ナイトビジョン」、各種設定をPC上から変更できる便利な総合ユーティリティ「GAMING OSD」による詳細設定などを備える。
そして冒頭で触れたように、HDMI2.1ポートを搭載することでPlayStation 5(PS5)のネイティブ4K/120Hzをサポートする点も大きなセールスポイントだ。ゲーミング液晶ディスプレイを選ぶうえでも欠かせない機能となりつつあるが、「Optix MAG281URF」ならば、PCとPS5の両方でハイクオリティなゲームを楽しむことができる。
MSI製ディスプレイの上位モデルではお馴染みのUSBデバイスをPCで共有できる「KVMスイッチ」は本機でもサポート。USBデバイスを2台のPCで共有することが可能で、キーボードやマウスといった入力デバイス、外付けストレージを配線の変更なく使い回すことができる。
なお画面入力のインターフェイスは、HDMI2.1×2、DisplayPort1.4a×1、さらにDP Alt modeに対応するUSB Type-C×1の4系統を搭載している。