エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1110
2022.02.26 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部/撮影:pepe
液晶ディスプレイ本体以外の付属品をチェックしておこう。HDMIケーブルやDisplayPortケーブル、さらにはKVM機能で使用するUSB Type-A – Type-Bケーブルは標準で付属するため、必要なものは一通り揃えられている。。
HDMIケーブル | DisplayPortケーブル |
USB Type-A – Type-Bケーブル | マニュアル類 |
ACアダプタは120W。外形寸法は幅65.8mm、高さ39.9mm、奥行き168mm | ACコード(長さ約140cm) |
VESA用スペーサーネジ | アーム固定用ネジ |
レビューの締めくくりは、組み込み手順を画像で確認する。「Optix MAG281URF」のパッケージ外形寸法は幅855mm、高さ500mm、奥行き165mm、重量は約11kgとキャリーカートを用意すれば店頭からの持ち帰りは可能だろう。液晶パネルは慎重に扱う必要があるものの、スタンド無し時の重量は約4.8kg。組み立てにはプラスドライバーが1本必要だが、難しいところもなく1人で十分作業できる。
パッケージは茶箱で液晶本体がデザインされている。左下には4K、144Hz、RAPID IPSなどの製品情報が記載されていた |
液晶本体は重いので、作業中は画面をキズ付けないようパッケージの上に置くといい | アームは頑丈で剛性も高い作りだった |
VESA規格(100mm×100mm)に準拠したアームの取り付け部。付属のネジでアームをしっかりと2点固定する |
最後にアームと台座を接続し付属のネジを留めれば作業は完了 |
液晶ディスプレイでは主流の27型というサイズ感ながら、WQHD(2560×1440)を上回る4K解像度(3,840×2,160)の高精細表示が味わえる「Optix MAG281URF」。4Kがもたらす視野の広さと没入感を獲得できるため、ゲームプレイにおけるメリットは想像以上に大きいと感じた。PCではリフレッシュレート144Hzまで対応するうえ、PS5のネイティブ4K/120Hzもサポート。未だにPS5を入手できないという人も、今後の導入を見据えて購入してもいいだろう。
これまで多くのゲーミング液晶ディスプレイに触れてきたが、「Optix MAG281URF」が採用する「RAPID IPS」パネルの性能は頭一つ抜けている印象だった。テスト動画でも明らかなように、どのリフレッシュレートでも残像感はごくわずかで、144Hzといった高リフレッシュレート環境はもちろん、60Hzですら効果を実感できる。PCやPS5だけではなく、Nintendo Switch(最大60Hz対応)といったコンソールゲーム機用としてもオススメしたいディスプレイだ。
もっとも、4Kで144Hzリフレッシュレートを安定して叩き出すには、PCの場合は相応のマシンスペックが必要。どうしてもハイエンドグラフィックスカードを搭載したゲーミングマシンを組み合わせることになるが、「Optix MAG281URF」のポテンシャルを引き出すなら必要な投資だ。いわゆるPCのFPSガチ勢からPS5、Nintendo Switchまで網羅する正統派ゲーミング液晶ディスプレイの有力候補としてオススメしたい。
協力:エムエスアイコンピュータージャパン株式会社