エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1111
2022.02.28 更新
文:藤田 忠/撮影:松枝 清顕
続いて実際にPCを組み立てる際の使い勝手を左右する、ファンコネクタやLEDコネクタのレイアウトをチェックしていこう。レイアウトはマザーボードマニュアルから抜粋している。
CPUクーラー(CPU_FAN)と水冷ポンプ用(AIO_PUMP)となる2基のファン用4pinコネクタの配置は独特で、リアインターフェース側に備わっている。ケースファン用(CHA_FAN1~3)は3基になっている。いずれもUEFI BIOSの「Q-Fan Control」や、OS上の「FanXpert2+」から、制御することが可能になっている。計5基のファンコネクタを備えているが、ケースファン用コネクタの配置的にPCケースのリアやトップのファンを接続する際は、延長ケーブルを用意する必要があるだろう。
CPUクーラーと水冷ポンプ用コネクタは、M.2スロット横に装備 | CHA_FAN1は、PCケースフロントファンを接続しやすいマザーボード横に装備 |
CHA_FAN2、CHA_FAN3はマザーボード下部に並んで搭載されている | ファン回転数はUEFI BIOS「Q-Fan Control」からカスタマイズできる |
「Armoury Crate」の「FanXpert2+」からも設定することができる |
LED関連のピンヘッダは基板右上、基板中央右、基板下の中央の3箇所に備わっているので、各部のLEDデバイスをスムーズに配線することができるだろう。配置は基板右上に、アドレサブルRGB LEDに対応する5V/3pinとRGB LEDに対応する12V/4pin。基板中央右にアドレサブルRGB LED 5V/3pin。基板下中央にアドレサブルRGB LED 5V/3pinとRGB LED 12V/4pinの合計5つのコネクタを搭載している。いずれもASUSのイルミネーション機能「AURA Sync」でカラーや発光パターンを制御することができ、アドレサブルRGB LEDに対応する5V/3pinは、接続したデバイスのLED数を検出できる第2世代アドレサブルRGB LEDをサポートしている。
24pin電源コネクタ上に備わっているアドレサブルRGB LED用のADD_GEN2_1と、RGB LED用のRGB_HEADER1 | 基板中央右のADD_GEN2_2 |
基板下のADD_GEN2_3とRGB_HEADER2 | LEDデバイスは、「Armoury Crate」の「Aura Sync」から制御できる |
フォトセッションのラストはここまで紹介できなかった、各種コネクタやチップ類をまとめてチェックしていこう。
24pinのメイン電源コネクタ | フロント用USB3.2 Gen.1ハブコントローラのASMedia「ASM1074」 |
リアインターフェイス側には各種コントローラやハブなどが実装されている | 基板裏面。コストを抑えたモデルのため、メモリや拡張スロットは従来と同じ、挿入実装されている |