エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1112
2022.03.02 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
メモリスロットはデュアルチャネル対応のDDR4x4本で、最大128GBまで増設が可能。またメモリ配線を改良することで、信号のロスをなくした「Memory Boost」により、最高4,800MHzの高クロックメモリのサポートが謳われている。
メモリスロットはCPUソケット側からDIMMA1/A2/B1/B2の並び。シルク印刷にあるよう、2枚で運用する場合はDIMMA2/B2から使用する |
「Click BIOS 5」を確認したところDDR4-800~10133までの幅広いメモリクロック設定が用意されていた |
「MAG H670 TOMAHAWK WIFI DDR4」には計3基M.2スロットが搭載されているが、いずれもPCI-Express4.0(x4)に対応する「Lightning M.2」で、そのすべてに専用のヒートシンク「M.2 Shield Frozr」を標準装備する。またSATA3.0(6Gbsp)も6ポート用意され、ストレージインターフェイスが不足することはないだろう。
3基のM.2スロットはいずれもPCI-Express4.0(x4)に対応する「Lightning M.2」。なお中段と下段のスロットはIntel Optane Memoryをサポートする |
上段の「M2_1」はCPU接続で、M.2 2242/2260/2280/22110に対応。またツールレスでSSDを取り付けられる「EZ M.2 Clip」を備える |
中段の「M2_2」はチップセット接続で、フォームファクタはM.2 2242/2260/2280に対応 |
下段の「M2_3」もチップセット接続で、フォームファクタはM.2 2242/2260/2280に対応 |
SATA3.0(6Gbps)は水平ポートx4、垂直ポートx2の計6ポート。なお水平ポート実装部分は、ケーブルが接続しやすいようにマザーボードのエッジがカットされている |
拡張スロットはPCI-Express(x16形状)x3、PCI-Express3.0(x1)x1の計4本で、グラフィックスカード向けの上段x16形状スロットは最新規格のPCI-Express5.0に対応。さらに大型のハイエンドグラフィックスカードでもスロットが破損しないよう周囲をメタルシールドで補強した「PCIe Steel Armor」仕様で、データ信号の安定性を高めるため表面実装方式の「SMTプロセス」を採用する
中段のx16形状スロットはPCI-Express3.0(x4)、下段のx16形状スロットはPCI-Express3.0(x1)接続になる |
「MAG H670 TOMAHAWK WIFI DDR4」のオーディオ回路は、Realtek「ALC897」をベースにした「Audio Boost」を採用する。コストパフォーマンスを重視したマザーボードでは定番オーディオチップで、7.1ch HDオーディオ機能に対応。またメイン基板から分離した独立構造や、音響向けコンデンサを採用することで、高音質化を実現している。
デジタルノイズの混入を抑えるため、メイン基板からは独立した設計。また左右のオーディオチャンネルのレイヤーも分離されている |
オーディオコントローラはミドルレンジクラスのマザーボードではおなじみのRealtek「ALC897」を採用。個人的にはより上位のRealtek「ALC1200」を実装して欲しかった |