エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1112
2022.03.02 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
リアインターフェイスには、帯域幅20GbpsのUSB3.2 Gen.2×2 Type-Cの他、Intelチップによる2.5ギガビットLANやWi-Fi 6など、高速なインターフェイスが充実している。さらにフロントパネル用のUSB3.2 Gen.2 Type-Cピンヘッダも用意されているため、一般的な用途で不満を感じることはほとんどないだろう。
最近のマザーボードでは珍しくPS/2ポートも搭載 | 2.5ギガビットLANとWi-Fi 6はいずれもIntelチップを採用 |
有線LANは送受信とも2,500Mbpsの高速転送が可能 | 無線LANの送受信速度は最高2,402Mbps |
「LAN Manager」機能を使えば、アプリケーションごとに帯域幅の優先度を設定できる |
USB3.2 Gen.2×2 Type-C対応のデバイスなら2,000MB/secに迫る高速なデータ転送が可能 |
続いて、実際にPC組み上げる際に重要になるファンコネクタとLEDピンヘッダのレイアウトをチェックしていこう。
計8基の4pinファンコネクタを搭載。回転数は「Hardware Monitor」のファンコントロール機能で制御できる |
ファンコネクタにはNuvoton製ファンドライバ「S3961S」が実装されていた |
ファンコネクタは2A/24W出力のCPUクーラー向け「CPU_FAN1」、3A/36W出力のポンプユニット向け「PUMP_FAN1」、1A/12W出力のシステムファン向け「SYS_FAN」x6の計8基備え、いずれもファンコントロール機能を使い回転数を細かく制御できる。またピンヘッダの位置も、マザーボード右上、中央、左下とバランス良く配置され、CPUクーラーやケースファンを最小限の配線で接続できるようになっている。
LEDピンヘッダはアドレサブルRGB LED用の5V/3pinが2基、RGB LED用の12V/4pinが1基の計3基 |
LEDピンヘッダは、基板右上と右下に5V/3pinを1基ずつ、基板左下に12V/4pinの計3基搭載。基板上にはイルミネーション機能がないものの、ピンヘッダに接続したデバイスは「Mystic Light」で、発光パターンやカラーを変更することができる
画像セッションのラストは、ここまで紹介できなかった各種チップやコネクタなどをまとめてチェックしていこう。
メイン電源のATX 24pinコネクタ | フロントUSB用のピンヘッダはUSB3.2 Gen.2 Type-Cx1、USB3.2 Gen.1 Type-Ax1 |
CPU、メモリ、GPU、ブートデバイスの異常を表示する「EZ Debug LED」 | UEFI BIOS ROMチップMXIC「MX25U25673GZ4140」 |
I/OコントローラNuvoton「NCT6687D-M」 | USB2.0ハブコントローラGenesys Logic「GL850G」 |
IT-150サーバーグレードの6層PCBを採用 |
ネットワークコントローラIntel「I225-V」は基板裏面に実装 |
スペーサー穴は「Double ESD Protection」で、周囲には保護塗装が施されていた | スペーサー穴が開いていない箇所にはショートや傷を防ぐ保護塗装済み |