ドライブベイレイアウト1：ケージタイプの2.5/3.5インチドライブトレイ

• 搭載可能数：2.5インチSSDx最大2台または3.5インチHDDx最大2台

次にDraco 10のストレージ収納力を見ていこう。メインとなるのはボトムカバー内部の前寄りに設置されている、ケージタイプのシャドウベイユニットだ。コの字型のケージ内部には、プラスチック製専用トレイを1台分装備。ここには3.5インチHDDまたは2.5インチSSDいずれか1台が搭載できる。

ボトムカバー内は高さ約95mm確保できているが、シャドウベイユニットには1台分の専用トレイしか装備されていない

メインという割には心許なく感じるワケだが、実はシャドウベイユニットは底面2箇所のネジで固定されており、着脱が可能。外した状態で天板部分に3.5インチHDDまたは2.5インチSSDがもう1台が増設できる。つまり最大で3.5インチHDDx2台、または2.5インチSSDx2台、さらに3.5インチHDDと2.5インチSSDを各1台という組み合わせも可能。必要に応じて選択する事ができる。

固定方法はプラスチック製専用トレイの場合、3.5インチHDDが側面ツメ固定のツールフリー。それ以外はすべてネジ留めとなるため、天板部への固定は必ず一度シャーシから取り外す必要があるというワケだ

ドライブベイレイアウト2：マザーボードトレイ背面2.5インチ専用ブラケット

• 搭載可能数：2.5インチSSDx最大2台

マザーボードトレイ背面のCPUクーラーメンテナンスホール下のエリアには、2.5インチSSDが2台並んで搭載できる、専用ブラケットが装備されている。おのおのは1本のハンドスクリューで固定されており、SSDは底面4箇所をネジ留め。ボトムカバーまでの空きスペースを無駄なく使ったストレージ搭載スペースだ。

2.5インチSSDはコネクタを下向きに固定。SATAケーブルおよび電源ケーブルは、スルーホールやボトムカバー内部の空きスペースを利用して上手に配線したい