エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1114
2022.03.08 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
ここからは「ROG-THOR-1000P2-GAMING」を組み込んだシステムを構築し、実際に動作させてその挙動を確かめてみよう。CPUは第12世代Intel Coreプロセッサの上位モデルCore i7-12700K、グラフィックスカードはGeForce RTX 3090を搭載し、消費電力の上でも最高レベルのウルトラハイエンド環境を用意。各種ストレステストやベンチマークテストで負荷をかけ、その際の電源ユニットの状態をチェックしていく。
なお検証にあたっては、安定した出力が維持できているかを確かめるため、USB接続に対応した三和電気計器のデジタルマルチメータ「PC20」を使用した。テストリードに極細アダプタを装着し、電源コネクタに直接挿入して電圧を計測。マザーボードのセンサー読みではなく、より正確な“生の値”での電圧変化を見ていこう。
12コア/20スレッドのハイエンドCPU Core i7-12700Kを搭載。Processor Base Powerは125Wで、Maximum Turbo Powerは190Wに設定されている |
グラフィックスカードはGeForce RTX 3090搭載モデルをチョイス。動作クロックは1,605MHz程度まで上昇、消費電力は350W以上をマークしていた |
三和電気計器製のデジタルマルチメータ「PC20」。光リンクケーブルでPCとUSB接続し、データ取り込みソフトの「PC Link 7」を使用してPC上でログを取ることができる |
CPUやグラフィックスカードなど、システムの主要な動作に用いられる+12V系を中心に電圧変動をチェック。こちらはATX24pinコネクタにテストリードを接続した検証風景(イメージ)だ |
CPU補助電源のEPS12Vと、PCI-Express補助電源の12V系も合わせて計測を行った |
システムを起動すると「Aura Sync」対応のARGB LEDが点灯。側面の有機ELディスプレイには、システムの消費電力が表示される |