エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1120
2022.03.27 更新
文:撮影・藤田 忠
CORSAIR「MP600 PRO LPX M.2 SSD」 製品情報(CORSAIR) |
昨年10月にNVMe M.2 SSDの増設が解禁されたことで、本体ストレージの逼迫を気にせず、ゲームを導入、プレイできるようになっているPlayStation 5(PS5)。増設できるSSDの要件は、ハイエンドのPCI-Express4.0(x4)に対応する必要があるほか、シーケンシャル読込5,500MB/sec以上推奨、さらに高い読込、書込速度を安定して発揮できるようにする冷却ヒートシンクの装備と非常に高くなっているが、それらをすべてクリアするPS5向けのモデルも数多く登場している。そんななかでも注目なのが、CORSAIR「MP600 PRO LPX M.2 SSD」シリーズだ。世界中のPS5ユーザー向けにCORSAIRが最適化したM.2 SSDで、その自身のほどはPS5への増設を前提とした製品紹介ページからもうかがえる。
今回は「MP600 PRO LPX M.2 SSD」シリーズの容量1TBモデル(型番:CSSD-F1000GBMP600PLP)を用意。PCで最大パフォーマンスをチェックするとともに、PS5に増設して、その性能を確かめていこう。
PS5のSSD要件を完璧にクリアする「MP600 PRO LPX M.2 SSD」。その製品ページは、当然PS5への増設が前提になっている |
CORSAIR「MP600 PRO LPX M.2 SSD」シリーズは、PCI-Express4.0(x4)インターフェイス対応M.2 SSDの最速の一角となる製品で、容量は500GB、1TB、2TB、4TBをラインナップ。PC接続時は最大で7,100MB/secのシーケンシャル読込速度を発揮するうえ、PS5の拡張スロットにジャストフィットする薄型冷却ヒートシンクを装備している。シーケンシャル書込は容量で異なり、2TB、4TBモデルは最大6,800MB/secと読込に劣らず最速クラスのアクセス速度が備わっている。いずれの容量も、保証期間は5年間(制限付保証)なので、次世代のPlayStationが登場するまで使い続けることができるだろう。
ブラックベースに、イエローが栄えるCORSAIRおなじみカラーのパッケージになっている |
製品は、通販購入時も不安なしのクッション材に囲われていた | PS5への取り付けマニュアルはQRコードでURLを読み込む形だ。ただ、リンク先は英語表記になっている |
PS5の厳しいサイズ要件をクリアする冷却ヒートシンクを標準装備。そのまま、PS5の拡張スロットに取り付けるだけで使える |
SSDの基板から上8.0mmまでという厳しい冷却ヒートシンクの要件を満たしている。なおヒートシンクは凹凸構造で、放熱面積を増やすための工夫が見てとれる |
ヒートシンクは裏面のマウンターで固定されている |
PS5の増設SSDの要件は細かく決められているが、PS5に最適化されているCORSAIR「MP600 PRO LPX M.2 SSD」シリーズなら安心だ |