エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1123
2022.04.05 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
製品の概要を把握したところで、ここからは今回の主役であるCore i9-12900KSを画像でチェックしていこう。CPUソケットは第12世代Intel Coreプロセッサに合わせて刷新されたLGA1700で、CPUのサイズは縦45.0mm、横37.5mmの長方形。ヒートスプレッダの形状にも変わりはなく、刻印されている型番やsSpecを確認しない限り、その違いを見分けることができないだろう。
第12世代Intel Coreプロセッサで刷新されたLGA1700に合わせて、CPUの形状はこれまでの正方形から長方形に変更された |
Core i9-12900KS(左)とCore i9-12900K(右)を比較したところ。ヒートスプレッダに刻印されている型番やsSpec以外に違いはなかった |
裏面のコンデンサなども見比べてみたが、目視でその違いを確認することはできなかった |
ここからは早速Core i9-12900KSの気になる実力を各種ベンチマークでチェックしていこう。検証用のマザーボードはDDR5メモリに対応するASUS「ROG STRIX Z690-F GAMING WIFI」で、グラフィックスカードはNVIDIA GeForce RTX 3070を搭載するASUS「TUF-RTX3070-O8G-GAMING」を、CPUの冷却には360mmラジエターを採用するオールインワン型水冷ユニットCooler Master「MASTERLIQUID PL360 FLUX」を使用した。なお比較対象としてCore i9-12900KとRyzen 9 5950Xの環境も用意し、合わせてベンチマークを計測している。(検証:土屋 和樹)
Core i9-12900KSの「タスク マネージャー」の結果。Pコアが8コア/16スレッド、Eコアが8コア/8スレッドで、OS上からは16コア/24スレッドのCPUとして認識されている |
「CPU-Z 2.00.0」で確認をしたところ、ステッピングやリビジョンはCore i9-12900Kから変更はなかった |
シングルスレッド処理時はIntelの言う通り最高5.50GHzまでクロックが上昇 | マルチスレッド処理時はPコアが5.00~5.10GHz、Eコアが4.00GHzで動作する |
Power Limit値はマザーボードの定格であるPL1=PL2=4,095Wの設定でテストを実施した |