エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1124
2022.04.07 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部/撮影:pepe
主要機能を一通り認識したところで、次は「Optix MEG381CQR Plus」の外観チェックを進めていく。正面に設置した本体を目の前にすると、改めて37.5型でアスペクト比21:9、UWQHD+の大画面は迫力満点。また、曲率2,300Rの緩やかなカーブは、電源OFF時にはそれほど目立たないものの、ひとたびPCの電源を入れれば視界を自然に覆う没入感を与えてくれる。また、電源内蔵でACアダプタは不要。配線時にスッキリしたケーブルマネジメントができる。
重量は全体で約10.7kg、アームとベーススタンド無しの状態で約7.8kgとなっており、サイズの割にはそれほどそれほど重くはない。なお、V字型の大きなベース部は安定感のある作り。多少揺らしてみたがガタつく心配はない。
続いて背面側をチェックする。全体的にヘアライン加工が施され、一部に光沢のあるアクリルプレートを組み合わせたデザイン。素材はプラスチックながら高級感をうまく演出している。なお、左上には控えめなデザインながらMSIゲーミングを象徴するドラゴンロゴを配置。左下には右手を伸ばすとすぐに届く位置にあるNaviキー、右側には防犯用のケンジントンロックや有機ELゲーミングダイヤル、アームの中央にはケーブルマネジメントホールを備える。
正面下部には内蔵マイクを搭載。USBアップストリームケーブルで接続したPCならば標準で利用できる |
狭額縁仕様のフレームは上部左右ともに約1.6mmかなり薄い。非表示エリアは上部と左右ともに約7.5mm | フレーム下部は幅約42.5mmで非表示エリアが約1.0mmとなっていた |
重厚でどっしりとした作りのアーム。配線をまとめるケーブルホールが設けられており、電源ケーブルや各種映像系ケーブルをまとめてきれいに配線できる |
液晶ディスプレイの重要ポイント、本体背面のインターフェイスや各種スイッチ類をチェックしておこう。映像関連のインターフェイスで用意されるのは、HDMI2.0b x2、DisplayPort1.4a x1の3系統だ。リフレッシュレート175Hz(オーバークロック時)のPCはDisplayPortに接続、コンソール機などその他の機器はHDMI接続するといった使い方がおすすめだ。
映像関連のインターフェイス以外では、USB 3.2 Gen1 Type-Bのアップストリーム端子のほか、USB 3.2 Gen1 Type-A x3(背面x2/側面x1)、ヘッドホン出力 x1、マイク入力(PC接続用)x1、マイク入力 x1を備える |
「Optix MEG381CQR Plus」の便利機能を2つ紹介しておこう。マウスのケーブルを浮かせることでケーブルの引っかかりやコードの抵抗感を軽減できるマウスバンジーは左右下部のどちらでも取り付け可能。右利き、左利きのどちらでも利用できる。
マウスバンジーは左右どちらにも設置可能で利き手も選ばない |
もうひとつの専用カメラクレードルは、カメラやスマートフォンの三脚で一般的な1/4ネジに対応した雲台だ。上部に設けられたレール部分に装着することで、自由にポジションチェンジが可能。動画配信やWEB会議で高画質なカメラを取り付けることができる。さらに角度を付ければ、ゲームプレイ中の手元部分も撮影できるため、配信でも役に立つだろう。
動画配信で活躍してくれる専用カメラクレードル。WEBカメラも使用できるのでテレワーク用途にも使える |