エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1128
2022.04.14 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
続いて、今回の主役であるRyzen 7 5800X3Dを画像でチェックしていこう。プラットフォームはこれまでと同じコンタクトピン数1,331本のSocket AM4で、表面には中央に「RYZEN」ロゴがデザインされたメタル製ヒートスプレッダを実装するおなじみのスタイル。ちなみにCPUクーラーは別売りのため、別途用意する必要がある。
Ryzen 7 5800X3D(左)とRyzen 7 5800X(右)。刻印されている左上の型番やOPN以外で、違いを見つけることはできなかった |
コンタクトピン数1,331本のSocket AM4に対応。なおソケットに装着する場合は右下にある三角形のマークをソケットに合わせてはめ込む |
パッケージサイズは実測で幅132mm、高さ136mm、奥行き73mm。表面の右上には「AMD 3D V-CACHE」のロゴがデザインされ、右側面にはOPNなどを確認できる小窓が設けられていた |
ここからはRyzen 7 5800X3Dの実力を各種ベンチマークでチェックしていこう。検証用のマザーボードはAMD X570チップセットを採用するASUS「ROG STRIX X570-E GAMING WIFI II」で、BIOSにはRyzen 7 5800X3Dへの最適化を謳う「AGESA V2 PI 1.2.0.6b」に対応した「Ver4204」を使用した。また比較対象としてRyzen 7 5800Xと、主にゲーム系のベンチマークを比較するために敢えて価格帯の異なるCore i9-12900Kの環境も用意している。
「タスク マネージャー」からもしっかりと96MBのL3キャッシュを認識していることが確認できた |
Ryzen 7 5800X3D(左)とRyzen 7 5800X(右)の「CPU-Z 2.00.0」の結果。Ryzen 7 5800X3Dでは、L3キャッシュ容量の他、SteppingやRevisionもアップデートされていた |
Ryzen 7 5800X3Dではシングルコアテスト時(左)は最高4.450GHz前後、マルチコアテスト時(右)は最高4.325GHz前後で動作 |
Ryzen 7 5800Xではシングルコアテスト時(左)は最高4.800GHz前後、マルチコアテスト時(右)は4.500GHz前後で動作しており、やはりRyzen 7 5800X3Dの方が動作クロックは控えめだ |