エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1135
2022.05.01 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部/撮影:pepe
「Optix G251PF」のスペックや概要をつかんだところで、実際にゲームを使った際の見え方をチェックしていこう。人気の「エルデンリング」のほか「Apex Legends」「フォートナイト」のゲーム画面で映り具合を確認しつつ各種機能のチェックを進めていく。
24.5型かつフルHD(1,920×1,080ドット)解像度という組み合わせは、最近市場に増えつつある大型のゲーミング液晶ディスプレイを見慣れているとやや物足りなく感じる。ただしそれも最初のうちだけ。しばらくゲーム画面を眺めていると、ほどよい画面サイズで視線移動も最小限に抑えられるため、プレイがしやすいことに気付く。大型ディスプレイと異なり、画面との距離を確保する必要なく、思いのほか迫力のあるゲーム体験が可能だ。
画面全体が視野に入り応答速度も速いため、強敵が繰り出す激しい攻撃も見やすい |
続いてPS5の120fps出力対応タイトルである「フォートナイト」を使って試してみる。コンシューマゲーム機でも60fpsを超えるフレームレートで楽しめるのはPS5の大きな魅力のひとつだが、「Optix G251PF」なら安心して使うことができる。
実際のゲームで有効な機能として用意されているのが補正機能「ナイトビジョン」だ。暗闇や夜といった暗いシーンの映像を見やすく補正してくれるもので、ゲーム中に薄暗い場面で敵と遭遇した場合などに効果を実感することができる。
通常暗いシーンは、液晶の輝度を上げたりすることで視認性が改善されるが、画面全体の輝度を一律で向上させるため、明るい部分は白飛びしやすい。ナイトビジョンは、5段階で輝度を最適化することで、白飛びを抑えゲームの雰囲気を損なうことなく視認性を高めることができる。「エルデンリング」で試した実際の効果については後ほどテストセッションで確認しよう。
「Optix G251PF」では、ディスプレイ同期技術として、NVIDIA製グラフィックカードを組み合わせることで利用可能な可変リフレッシュレート型同期機能「G-SYNC Compatible」を備えている。これにより、画面のカクつきやティアリング現象を抑えつつ流れるような滑らかな表示ができる。GeForce系グラフィックスカードを使用しているなら是非とも有効化しておきたい機能だ。
「Optix G251PF」は、VESAのHDR規格であるDisplayHDR 400に準拠している。黒つぶれや白飛びを抑え、メリハリの効いた映像として表現でき、もっとも明るい箇所と暗い箇所どちらの階調も犠牲にすることなくリアルな表現が可能だ。ゲームより動画視聴で効果を発揮する機能であり、自然な色彩に変えてくれるシーンが多数確認できた。
長時間のゲームでも疲労を軽減する定番のアイケア機能は、設定不要で利用できる画面のチラつきを抑える「アンチフリッカー」に対応。さらに、ブルーライトの総量を減らすことで目の緊張を和らげる「ブルーライトカット」を備えている。こちらはOSD設定でON/OFFの切り替えが可能だ。