エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1138
2022.05.11 更新
文:撮影・藤田 忠
続いては「PG-PH12T」ゲーミングパフォーマンスを「3DMark」を使用してチェックしていこう。テストプリセットはDirectX 12ベースになる「Time Spy」を利用。解像度がWQHDの「Time Spy」と、4Kの「Time Spy Extreme」を実行している。
ハイミドルクラスで、WQHD解像度のゲーミングも視野に入る性能をもっているGeForce RTX 3060 Tiグラフィックスカードを搭載するだけあって、テスト解像度がWQHDの「Time Spy」でも10,000ポイント超えを記録しており、ベンチマーク中のフレームレートであるGraphics Testも60fpsを超えていた。さすがに4K解像度の「Time Spy Extreme」のスコアは、5,800ポイント前後で、フレームレートも30fps前後とゲームプレイは厳しい結果になっている。
引き続き「3DMark」を使って、Direct X11をベースにした「Fire Strike」を実行する。プリセットは解像度がフルHDとなる「Fire Strike」、WQHDの「Fire Strike Extreme」、4Kの「Fire Strike Ultra」の3種類すべてを実行している。
まだまだ数多くのゲームで採用されているDirect X11。フルHD解像度の「Fire Strike」は28,018ポイントを記録しており、Graphics Test1/2のフレームレートはゲーミング液晶との組み合わせも視野に入るGraphics Test1 139.10fps、Graphics Test2 120.18fpsを記録している。WQHD解像度で実行される「Fire Strike Extreme」は、14,000ポイントになるが、フレームレートはGraphics Test1で72.54fps、より負荷の高まるGraphics Test2で55.43fpsと、ゲームタイトルや画質品質次第では十分快適なプレイを狙える結果になっている。テスト解像度が4Kになる「Fire Strike Ultra」のフレームレートは30fps前後と、「Time Spy Extreme」と同じく、ゲームプレイには少々厳しい結果になっている。
ここからはゲームタイトルを使ってパフォーマンスをチェックしていこう。1本目は、敵味方のエフェクト飛び交うアライアンスレイドなどではグッと負荷が高まる「ファイナルファンタジーXIV」の公式ベンチマークテストの「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ」を実行していこう。グラフィックス設定は“最高品質”を選択し、解像度はフルHD/WQHD/4Kの3種類で計測を行っている。
フルHD、WQHD解像度では、”非常に快適”の水準となる15,000ポイントを余裕で超えており、平均フレームレートも非常に優秀になっている。ファイナルファンタジーXIVを、負荷の高まるエンドコンテンツまで、最高画質で快適に楽しむことができる結果になっている。
2本目の実ゲームタイトルは、リフレッシュレート144Hz駆動に対応するゲーミング液晶と組み合わせてプレイしたいeスポーツタイトルの「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」だ。APIはVulkanを選択し、総合品質は“最高”に設定。解像度はフルHD/WQHD/4Kの3種類に設定し、ゲーム内ベンチマークを利用して計測を行っている。
ライト級ゲームタイトルかつ、レンダリングのスケーリングをデフォルトの”50”でテストしているため、フルHDとWQHD解像度では、リフレッシュレート240Hz駆動のゲーミング液晶と組み合わせての張り付きプレイも十分可能な結果だ。さらに4K解像度での平均フレームレートも191fpsと、4Kまたは3440×1440ドットといったウルトラワイド解像度のゲーミング液晶でのプレイも狙っていける。