エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1141
2022.05.17 更新
文:エルミタージュ秋葉原/テストセッション:池西 樹/Tawashi
次にサイドパネルを取り払い、G-GEAR Aim(5TJ9-G)の内部を構造チェックしてみよう。また、ここからは組み込み完成品「G-GEAR Aim GB7J-H221/BRGB」に使用されている構成パーツ類も合わせて解説していく。搭載パーツはスペック表を参照して頂きたい。
「G-GEAR Aim GB7J-H221/BRGB」がチョイスしたマザーボードは、ASUS「TUF GAMING B660M-E D4」だ。第12世代Intel Coreプロセッサ対応のB660チップ搭載MicroATXマザーボード。TUFシリーズに属し、ミリタリーグレードのコンポーネントと電源ソリューションを特徴としている。
そして評価機の冷却にはDeepcool「CASTLE 240EX A-RGB」が標準装備。もう少し正確に説明すると、ツクモのスペック表の記載にはDeepcool「CASTLE 240EX A-RGB」ARGBカスタムとあり、ウォーターブロック内蔵のインフィニティミラーに、G-GEARのロゴが浮き出るようにカスタムされていた。
240mmサイズラジエターはフロントパネル裏にマウントされ、RGB LED120mmファン2基が美しく発光。イルミネーションは、左側面の強化ガラス製サイドパネル越しに内部を彩り、内部構成パーツを照らし出す演出だ。
フロントパネルを外したシャーシ面の様子。240mmサイズラジエターはスリットにネジ留めされている。なおG-GEAR Aim(5TJ9-G)自体は、140mmファンへの換装用ネジ穴(スリット)も用意されている |
ちなみに執筆時点のカスタマイズ項目を見ると、120mmファンデュアル搭載によるNoctua「NH-U12A」も差額無しで選択ができる。空冷派への配慮も忘れていない。
マザーボード背面のカットアウトもチェック。Deepcool CASTLE 240EX A-RGBのバックプレートは干渉する事なく露出できている事が分かる |
次に拡張スロットに注目してみると、搭載グラフィックスカードは上2段を占有。3段目はスリット付きの拡張スロット金具が装着され、最下段(4段目)には、無線LANのアンテナ用端子が確認できる。
ASUS「TUF GAMING B660M-E D4」には標準で無線LANが搭載されていないが、M.2 SocketにはIntel Wi-Fi 6(Wi-Fi 802.11ax/ac/a/b/g/n、M.2接続)モジュール(AX201NGW)を追加装備。Realtek 2.5Gb有線LANと合わせ、Wi-Fi環境が追加投資無しで利用できる。
またディスプレイ出力は、グラフィックスカード標準のHDMI x1、DisplayPort x3。なおマザーボードのバックパネルに装備されているHDMI x1とDisplayPort x1は使用しないため、誤使用防止のシールが貼り付けられていた。