エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1142
2022.05.19 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
ベースプレートは実測35x39mmの長方形で、あらかじめサーマルグリスが塗布されている。またニッケルメッキを施したφ6mmx4本のヒートパイプを「ダイレクトタッチ方式」で実装しており、CPUから発生した熱を素早く吸い上げ、放熱フィンに効率よく移動することで優れた冷却性能を発揮する。
φ6mmx4本のヒートパイプはダイレクトタッチ方式で実装。またサーマルグリスはあらかじめベースプレート部分に塗布済み |
CPUから発生した熱をバランスよくヒートシンクに拡散するため、ヒートパイプは1本目と3本目、2本目と4本目がそれぞれセットで放熱フィンに対して交互に貫通している |
「AK400」に標準装備される冷却ファンは、Fluid Dynamic Bearingを採用する120mmサイズの「FC120P」。回転数は500~1,850rpm±10%、風量は最大66.47CFMとされ、騒音値は最大でも29dBAに抑えられている。さらにフレームの四隅には共振による不快なノイズを低減するため防振ラバーを実装。なお製品にはもう1組のワイヤークリップが付属しており、別途120mmファンを用意すればデュアルファン構成にも対応する。
冷却ファンは120mm径の「FC120P」を採用。型番で検索をしてみたが同一製品は見当たらず、「AK400」専用モデルのようだ |
インペラは9枚で、ドラム部分には「DeepCool」のロゴシールが貼り付けられていた |
外観や各部の特徴を把握したところで、付属品を総点検しておこう。組み込みに必要なネジ類は、各々がジッパー付きの小袋に小分けされ、ジッパー付きの大袋にまとめて収納されていた。なお付属品それぞれにはパーツ名がなく、マニュアルにはパーツにアルファベットの記号がふられ、イラストにより解説が進められている。そこで本稿では分かりやすいように独自の名称を付けている。
Intel用バックプレート | リテンション |
LGA1700用スペーサー(4) | LGA1200/115x用スペーサー(4) |
Socket AM4用スペーサー(4) | Intel用リテンション固定ネジ(4) |
Socket AM4用リテンション固定ネジ(4) | ファン増設用ワイヤークリップ(2) |
マニュアル |