エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1145
2022.05.25 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
ここからは実際のゲームを想定したパフォーマンスをチェックしていく。まずは「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ」の公式ベンチマークテストを動作させ、その結果を見ていこう。グラフィックス設定は“最高品質”を選択し、解像度はフルHD/WQHD/4Kの3パターンで計測を行った。
「暁月のフィナーレ」でベンチマーク指標が見直されたことで、“非常に快適”の水準は15,000ポイントになっている。テストの結果はさすが最強スペックのマシンだけはあり、4K解像度を含むすべての環境で“非常に快適”をクリア。フレームレートも4Kですら平均160fpsをマークしており、高リフレッシュレート液晶の性能を十分に引き出せる水準だ。
次は人気のバトルロイヤル系タイトルから、定番である「Apex Legend」のパフォーマンスをチェックする。画質設定はできる限り高品質な設定を選択し、解像度はフルHD/WQHD/4Kの3パターンで計測を行った。なお、フレームレート上限は解除した状態で検証している。
基本的にどの解像度設定であっても快適にプレイできるであろう、良好な結果に。フルHDとWQHD解像度に至っては、現行最高峰である360Hzディスプレイを組み合わせたプレイすら視野に入ってくる。4K環境においてもかなりの高フレームレートをマークしていることから、周辺デバイス選択の幅は限りなく広い。
続いては、同様にバトルロイヤル系タイトルで根強い人気を誇っている「フォートナイト」のパフォーマンスチェックだ。APIはDirectX 12で、グラフィックスクオリティは“最高”を選択。さらに“最低”をベースに3D解像度を“100%”、描画距離を“最高”に変更したフレームレート重視のカスタム設定も合わせて計測を行った。なお、解像度はこれまでと同じフルHD/WQHD/4Kの3パターンに設定している。
最高品質の4K解像度でも平均100fpsに迫るフレームレートをマークするなど、環境を選ばず高解像度で滑らかなプレイが可能。さらに画質を下げたカスタム設定では370~600fpsと圧倒的なパフォーマンスを見せており、やはり解像度を妥協する必要はなさそうだ。
そしてレイトレーシング(+DLSS併用)を有効化した状態でも、フルHDやWQHD環境では十分に高リフレッシュレートのプレイが可能な水準。基本的にフレームレートを稼ぎたいジャンルのゲームながら、画質のリッチさを追求する余裕もあるというわけだ。