エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1146
2022.05.28 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
続いて、ケース内部の配線を行う上で重要になるファンやLEDコネクタのレイアウトをチェックしていこう。
ファンコネクタ(CPUクーラー用:赤/ケースファン用:オレンジ) |
ファン用の4pinコネクタは、CPUクーラー用が2基、ケースファン用が5基の計7基搭載している。出力はCPUクーラー用の「CPU_FAN1」のみ12V/1A、その他はいずれもポンプユニットでの運用を考慮して12V/2Aまで対応する。なおコネクタの位置は上段、中段、下段とバランスよく配置されており、配線に困ることはないだろう。
CPUクーラー用のファンを最短で接続できる「CPU_FAN1」。最大出力は12V/1A | 主にCPUクーラーのポンプユニットを接続する「CPU_FAN2/WP」と「CHA_FAN3/WP」は基板右上に実装 |
基板の中段に実装されている「CHA_FAN1/WP」と「CHA_FAN4/WP」 |
基板の下段には「CHA_FAN5/WP」と「CHA_FAN2/WP」の2基のファンコネクタを実装 |
「FAN-Tastic Tuning」を使えば、一括設定に加え、ファンコネクタごとに細かく回転数を調整する事もできる |
LEDコネクタはアドレサブルRGBに対応する5V/3pinピンヘッダ「ADDR_LED」が、基板右上に2基、基板左下に1基、RGBに対応する12V/4pinピンヘッダ「RGB_LED」は基板左下に1基のみ搭載する。最近ではアドレサブルRGBに対応する製品がほとんどで、RGB対応製品が少なくなっていることから、コネクタが足りなくなることはないだろう。
LEDコネクタ(アドレサブルRGB:青/RGB:緑) |
コネクタをひと目で区別できるよう5V/3pinのアドレサブルRGB対応コネクタはグレー、12/4pinコネクタはホワイトに色分けされている |
「Polychrome Sync」を使えば、基板上のイルミネーションだけでなく、対応デバイスもまとめて制御可能 |
画像セッションの最後は、ここまで紹介できなかった各種コネクタやチップ類をまとめてチェックしていこう。
メインの電源コネクタはATX 24pin | CPUの補助電源コネクタは8pinx2 |
2.5ギガビットLANコントローラRealtek「Dragon 8125BG」 | USB3.2 Gen.2リドライバPericom「PI3EQX(1004B1ZHE)」とType-CスイッチチップASMedia「ASM1543」 |
UEFI BIOSチップは基板下段のほぼ中央に実装 | I/OコントローラNuvoton「NCT6796D-E」 |
基板裏面を確認すると、PCI-Express5.0(x16)スロットやDDR5メモリスロットは表面実装であることがわかる |