エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1146
2022.05.28 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
ここからは、「Z690 Steel Legend WiFi 6E/D5」をベースにPCを構築して、実際の動作を確認していこう。メモリにはDDR5-5200駆動のCORSAIR「CMT64GX5M2X5200C38-PK1」(32GBx2)を、CPUには強化された電源回路を活かすためCore i9-12900Kを使用。そして冷却性能が不足しないよう、CPUクーラーには360mmラジエターを採用する「iCUE H150i ELITE LCD」を用意した。
CPUには16コア/24スレッドに対応する第12世代Intel CoreプロセッサのハイエンドCore i9-12900Kを使用 |
「Auto Driver Installer」を使えば必要なドライバをまとめてインストールできる | 「ASRock Live Update & App Shop」でもドライバの一括インストールが可能 |
「Z690 Steel Legend WiFi 6E/D5」の制御プログラムは、「Steel Legend」シリーズ独自デザインの「インタラクティブUEFI」を採用する。Intelプラットフォームということで、1画面で主要な設定ができる「Easy Mode」と、詳細な設定やチューニングができる「Advanced Mode」の2つのモードを搭載し、「F6」キー(もしくはマウスクリック)でシームレスに移行することができる。またASRockオリジナルユーティリティが多数実装され、Windowsを起動することなく、イルミネーションの制御やBIOS ROMのアップデートが可能だ。
主要な設定やPCの状態がタイル状に配置されている「Easy Mode」。定格での運用であればほぼこの画面だけで設定を行うことができる |
「Easy Mode」の上部にはヘルプや設定の初期化・保存・破棄、Polychrome RGBの有効・無効などの機能を備える |
「F6」キーを押すと瞬時に「Advanced Mode」に移行する。なお「Main」タブにはCPUやメモリの情報が表示される |
各種クロックや電圧などチューニング関連の項目が揃う「OC Tweaker」タブ |
定格動作でも安定しない場合は「CPU Vcore Compensation」のレベルを上げてみよう。Vcoreが高めに設定され、高負荷時の安定性が向上する | Intel XMP 3.0対応のオーバークロックメモリならプロファイルを選択するだけで、各種タイミングの最適な設定が可能 |
チップセットやストレージ、各種インターフェイスなどの設定がまとめられた「Advanced」タブ |
「Tool」タブにはASRock独自機能が多数実装されている。またUEFI BIOSのアップグレードもこちらから行うことができる |
「ASRock Polychrome RGB」では、イルミネーションの設定が可能 | 障害を報告する「UEFI Tech Service」も実装されている |
各種温度やファン回転数、電圧などをリアルタイムに確認できる「H/W Monitor」タブ | 起動時のパスワードや「Secure Boot」などの設定を行う「Security」タブ |
起動ドライブや起動ロゴ、「Fast Boot」などの起動関連の設定を行う「Boot」タブ | 「Exit」タブでは設定の保存や初期化、破棄などが可能 |