エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1151
2022.06.06 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影・pepe
CFD「PG4NZL」シリーズ(2022年4月下旬発売) CSSD-M2M2TPG4NZL(2TB) 実勢売価税込34,000円前後 CSSD-M2M1TPG4NZL(1TB) 実勢売価税込18,000円前後 CSSD-M2M5GPG4NZL(500GB) 実勢売価税込11,000円前後 製品情報(CFD販売株式会社) |
CFDのエンスージアスト/プロ向けハイエンドSSD「PG」シリーズから、PCI-Express4.0(x4)接続に対応する最新NVMe M.2 SSD「PG4NZL」シリーズが登場した。2020年末に登場した「PG4VNZ」シリーズの後継モデルにあたる製品で、コントローラはPhison「PS5018-E18」から変わりないものの、NANDフラッシュはMicronの96層3D TLC NAND「B27B」から、最新の176層3D NAND「B47R」へと変更されている。
「PG4NZL」シリーズでは、NANDフラッシュに最高1,600MbpsのMicron「B47R」を採用する |
これによりシーケンシャル読込は最高7,000MB/sec→最高7,200MB/secへ、ランダム読込は最高650,000 IOPS→1,000,000 IOPSへ、書込は最高700,000 IOPS→1,000,000 IOPSへとそれぞれ引き上げられ、PCI-Express4.0(x4)SSDの中でも最高峰のパフォーマンスが謳われている。
また容量の0.1%相当のDDR4 DRAMキャッシュや、ディスクの空き容量に合わせてガーベッジコレクションの実行を調整して、性能と信頼性を両立する「Smart Data Processing」、データを先読みすることで読込速度を向上する「Predict & Fetch」、NANDフラッシュの耐久性と性能を改善する「SLC Caching」、フラッシュメモリセルの劣化によるデータ破損を防ぐ「LDPC ECC」、NANDフラッシュの寿命を大幅に改善する「ウェアレベリング」、Bad Blockへのデータ保存を防ぎ、信頼性を高める「Bad Block Management」などの機能はこれまで通り搭載している。
CFD「PG」シリーズおなじみのドラゴンが大きくデザインされたパッケージ。サイズは実測幅140mm、縦82mm、奥行き18mmで、NVMe M.2 SSDらしく非常にコンパクト |
現在発売中の容量ラインナップは500GB、1TB、2TBの計3モデルで、6月末~7月にかけてCFDブランドでは最大となる4TBモデルが登場予定。書込耐性は500GBが350TBW、1TBが700TBW、2TBが1,400TBW、4TBが3,000TBW、MTBF160万時間で、製品には5年保証が提供される。