エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1152
2022.06.07 更新
文:撮影・こまめ
同じく「3DMark Version 2.22.7359」から、DirectX 11のパフォーマンスを計測する「Fire Strike」の結果について。
Direct X12に比べて処理が軽いDirect X11のテストでも同様の結果となった。フルHDのFire Strikeで理想的なスコアとされる10,000には届かなかったものの、タイトルによっては十分快適に楽しめる性能だ。これまで内蔵GPUではごく軽めのゲームしか満足にプレイできなかったが、これからはそこそこ重いゲームでも楽しめるようになるだろう。
「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ」の公式ベンチマークソフトでは、解像度を1,920×1,080ドット(フルHD)に設定し、プリセットの画質を変えながらテストを行なった。
このテストはグラフィックス処理がやや重く、そこそこのパフォーマンスが求められる中量級タイトルだ。結果はもっとも画質の低いプリセットで、理想とされる平均60FPSをわずかに下回った程度。さらに画質や解像度を調整すれば、平均60FPSをクリアできるかもしれない。薄型のモバイルノートPCで、ここまで動くのは驚きだ。
競技系FPSで動作が軽い「レインボーシックス シージ」では、解像度を1,920×1,080ドット(フルHD)に設定し、ゲーム内のベンチマーク機能を使ってプリセットの画質を変えながらテストを行なった。
このテストはゲームのなかではグラフィックス処理が非常に軽いのだが、従来の内蔵GPUではフルHDの最低画質でも平均60FPSには届かなかった。しかしRyzen 7 6800Uを搭載する「Zenbook S13 OLED UM5302」では、最高画質でも平均91FPSと十分な結果が出ている。ディスプレイのリフレッシュレートが60Hzなので高リフレッシュレート対応機ほど動きはなめらかではないが、カジュアルにプレイするには問題ないだろう。