エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1157
2022.06.20 更新
文:編集部 Tawashi・Chaka/撮影:松枝 清顕
Crucialと言えば、コンシューマ向けデスクトップ・ノートPC用メモリや内蔵SSDを扱うトップブランド。自社開発のMicron製メモリを採用する製品は、その高い信頼性と安定性からユーザーの支持を受け、常に売れ筋ランキングの上位を占めている。
そんなCrucialが手掛けるポータブルSSDが今回の主役である「X6」「X8」シリーズ。いずれも高速な転送速度に加え、2mの落下に耐える堅牢筐体を採用し、データを安全に持ち運ぶことができる。日々のデータのやり取りや、コンシューマゲーム機の増設用、さらには日常的に大量のデータを扱うクリエイターやカメラマンといったヘビーユーザーにもオススメできる製品だ。そこで今回は、プロカメラマンに長期で貸し出して仕事のお供にしてもらうことで、実際にその使い勝手を試してもらった。また後半セッションでは、ベンチマークによる検証も行っている。
Crucial「X6」シリーズ 製品情報(Crucial) |
Crucial「X6」シリーズは、2020年10月に販売がスタートしたUSB3.2 Gen.2 Type-C接続に対応する小型のポータブルSSDだ。昨年500GBモデルと4TBがラインナップに追加され、現在は計4モデルが販売されている。当初は4TBモデルのみがシーケンシャル読込800MB/secだったが、現在は1TB、2TBも含む3モデルが800MB/secになっている。この点についてCrucial Japanに確認したところ「ウェブサイトの製品情報では、現在販売されている1TB~4TBの製品は全て今年3月にアップデートされ800MB/secになっています」とのこと。これにより、1TB以上のモデルについては、シーケンシャル速度を気にせず、好みの容量からチョイスできるようになった。
外形寸法は幅69mm、奥行き11mm、高さ64mm、重量40g。実際に試してみたが、ポケットやカバンに入れても全く気にならないコンパクトデザインだ。筐体は2mの落下に耐える堅牢設計となっているため、大量のデータを安全に持ち運ぶことができる |
対応デバイスはPC、Macはもちろん、Androidスマートフォンやタブレットにも対応。電源はUSBケーブルで動作可能なバスパワー駆動となるほか、別売りのUSB-Aアダプタを使えばPlayStation 5/4やXbox One、Xbox Series S/Xなどのコンシューマゲーム機でも動作する。特にHDDを標準搭載するPS4の拡張ストレージとして利用すれば、ゲームの起動とロード時間を大幅に短縮する事ができる。