エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1158
2022.06.22 更新
文:撮影・藤田 忠
アプライド「Konaotoshi-343119」 基本構成売価税込479,800円 製品情報(アプライドネット) |
関東・関西圏では馴染みが薄い、過去には秋葉原にも中古パソコンショップ「あぷあぷ」を出店していたアプライドは、福岡県福岡市博多区に本社を置き、中国、四国、九州地方を中心に展開しているパソコン量販店だ。古くからオリジナルBTO PCを展開しており、本社のある博多の専用工場による”Made in HAKATA”にちなんで、博多ラーメンの麺の硬さで最も人気のある「バリカタ」の名を使ったデスクトップパソコン「BariKata(バリカタ)」シリーズを販売している。
ラーメンどんぶりから麺がリフトアップされたロゴにこだわりを感じる | その意味はともかく、ケースフロントの「BariKata」ロゴがカッコいい |
博多ラーメンの麺の硬さそのままに、最上位クラスのスペックなのが「BariKata KONAOTOSHI(こなおとし)」だ。「粉落とし」は、「バリカタ」に次いでゆで時間が短い「ハリガネ」のさらに上をいく麺の硬さで、麺の打ち粉を落とすために湯通しする程度という、ほぼ生麺状態になる。麺の硬さとしては、マニアの領域になるが、「BariKata KONAOTOSHI」はBariKataシリーズの頂点を極めるモデルだけあって、4Kゲーミングや4K動画編集もスムーズに行える高性能なパーツをCooler Master TechnologyのハイエンドミドルタワーPCケース「MasterCase SL600M」に詰め込んでいる。
マザーボードやウォーターブロックにはLEDギミックを備え、PC内部を彩る |
まずは、「Konaotoshi-343119」の基本構成を確認していこう。CPUはAMD第4世代Ryzen最上位で16コア/32スレッドのRyzen 9 5950Xで、CPUクーラーは120mm RGB LEDファンを3基搭載したDeepcoolの360mmラジエターオールインワン型水冷ユニットを搭載。グラフィックスカードには、高リフレッシュレート駆動や、4K解像度でのゲームプレイを狙えるNVIDIAハイエンドGPUのGeForce RTX 3080を組み合わせている。ゲーミングだけでなく、「Adobe Premiere Pro」などのクリエイティブアプリケーションのGPUハードウェア処理もお手のものだ。
動画や写真の編集系アプリケーションにも強いNVIDIA GeForce RTX 3080搭載グラフィックスカードを採用する |
PCの性能に直結するCPUと、グラフィックスカードだけでなく、どこに置いても圧倒的な存在感を放つ大型ミドルタワーケース、Cooler Master「MasterCase SL600M BLACK EDITION」も注目だろう。トップパネルからフロントパネル、さらにボトムのスタンド部まで一体感あるデザインに、近接センサーで自動的に光るフロントインターフェイス、200mmの大型吸気ファンによる抜群のエアフローなど、見どころ盛りだくさんで、実に所有欲を満たしてくれる存在だ。その構造や特徴は、エルミタ的速攻撮って出しレビュー【これで全てが分かる。Cooler Master「MasterCase SL600M」徹底解説】で、紹介しているので確認してもらいたい。
そのほか、マザーボードにはAMD X570チップセットを搭載するASUS「ROG Strix X570-F Gaming」を採用。メモリはミラー加工されたヒートスプレッダとRGB LEDギミックで美しく光るTeam GroupのDDR4-3200 32GB(16GB×2)、ストレージはPCI-Express 4.0対応NVMe SSDの1TB。さらに、電源ユニットには80PLUS Platinum認証を取得した容量1,000Wモデルを搭載している。