エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1164
2022.07.04 更新
文:撮影・藤田 忠
「LS」シリーズのラジエターファンには、同社のアドレサブルRGB LED対応120mm径ファンの「FC120」が採用されている。電源供給とアドレサブルRGB LEDの制御を1本のケーブルで行えるうえ、デイジーチェーン接続に対応しているのが特徴だ。「FC120」は、単体パッケージも販売されているが、「LS」シリーズで採用されているモデルでは回転数とともに、風量、静圧が強化。回転数は500~2,250rpm±10%、最大風量85.85CFM、最大静圧3.27mmAq、最大騒音値32.9dBAといったスペックになっている。
軸部にアドレサブルRGB LEDユニットを内蔵する120mm径ファン「FC120」。LEDギミックに加え、高い風量と静圧仕様が魅力 |
1本のケーブルで電力供給とLED制御を行える | ケーブルとともに、デイジーチェーン用コネクタを備えている |
コネクタは独自形状だが、一般的なアドレサブルRGB LEDヘッダーピンに変換するケーブルが付属する | デイジーチェーン接続を想定して、ケーブルは短くなっている。ケーブルの取り回しが非常にラクだ |
フレームの角部分が防振ゴムになっている |
「LS720」の特徴を一通り眺めたあとは、付属品を確認していこう。「LS」シリーズは第12世代Intel CoreプロセッサのLGA1700だけでなく、AMD次世代CPUで採用されるSocket AM5への対応もうたわれている。
Intel CPU用マウンティングブラケット。ウォーターブロックには、ネジで固定する | AMD CPU用のマウンティングブラケット。インテル用と同じくネジ固定になる |
Intel LGA1700/1200/115×用バックプレート。ネジ位置をずらして各ソケットに対応する。AMD環境はマザーボード標準装備のバックプレートを利用する | バックプレートの固定にも使用するIntel LGA1700用スタンドオフ |
Intel LGA1200/LGA115×用のスタンドオフ | Intel LGA20×用スタンドオフ |
Socket AM4/AM5用のスタンドオフ。バックプレート側が、黒色なので分かりやすい | AMD Socket TRX4/sTR4用スタンドオフ |
ウォーターブロックを固定するつまみネジ。CPUソケットで共通になっている | マウンティングブラケットをウォーターブロックに固定するためのネジ |
ラジエターへのファン固定用ネジ。12本付属 | PCケースへラジエターを固定する際に使用するネジで、12本が付属する |
ウォーターブロックのRGB LED制御ケーブルと、「FC120」のケーブルを接続するケーブル。電源供給用SATAコネクタや、ファン回転数モニタリング用コネクタ、一般的なアドレサブルRGB LEDヘッダピンを備える | ウォータブロックまたは「FC120」の延長用ケーブル |
フォトセッションの締めくくりは、ウォーターブロックの取り付け方法だ。最近のCPUクーラーと同じく、「LS」シリーズの取り付け工程に特筆する点はなく、付属のマニュアルを見ながら進めれば詰まることはないだろう。ここではテスト環境に合わせてLGA1700マザーボードに取り付けている。
マニュアルはイラストメインになっているので、分かりやすい |
マウンティングブラケットは、ウォーターブロックの受熱ベースプレート側から、付属のネジで取り付ける |
力がかかるので、ブラケットはしっかりと固定しよう | バックプレートのネジ位置を調節する。Intel LGA1700は外側にずらす |
バックプレートを取り付け。マスキングテープなどで、軽く押さえておくと作業しやすい | バックプレートのネジ部分に、Intel LGA1700用スタンドオフを取り付ける |
4つ取り付ければ、ウォーターブロックの固定準備は完了だ | ウォーターブロックを固定する。つまみネジで、まずは仮締め。その後、対角線上のネジを均等に締める |