エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1166
2022.07.08 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
次はシステムの総合的なパフォーマンスを確認できる統合ベンチマーク「PCMark 10」のスコアを見ていこう。広範囲な用途別の適性を確かめるため、プリセットは「PCMark 10 Extended」を選択している。
これも以前のCore i5-12400レビューとの比較が分かりやすいだろう。基本性能を計るEssentialsでは、これまでのCPU系テストと同様に約10%落ち程度だった。それ以外はグラフィックスカードを搭載していない環境ということもあり、Digital Content CreationやGamingでは(GeForce RTX 3070を搭載していた)前回のシステムとは差が大きく、それが総合スコアにも影響している。もっとも単体のシステムとてしてはなかなかの性能で、これはデスクトップ向けCPUのCore i5-12400をそのまま搭載できている点が大きい。
ここからは「DeskMini B660」におけるグラフィックス関連のパフォーマンスをみていこう。まずは3Dベンチマークソフトの「3DMark」から、Direct X12に対応するフルHDの軽量ベンチマークである「Night Raid」を実行する。
内蔵グラフィックスでの動作ながら、総合スコアが10,000に迫るなど悪くない結果に。テスト中のフレームレートは40~54fps前後をマークしており、軽量級タイトルであればゲームもそれなりの品質で楽しめそうだ。
次は実際のゲームにおけるパフォーマンスを「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ」の公式ベンチマークテストでチェックする。解像度は1,920×1,080ドットのフルHDに固定し、グラフィックス設定は“最高品質”と“高品質(デスクトップPC)”、“標準品質(デスクトップPC)”の3種類を選択している。
さすがに最高品質設定では振るわない結果ながら、標準品質であれば性能指標の“普通”を満たす水準。平均フレームレートも30fps強をマークしており、設定次第でフルHD環境でも問題なくゲームプレイが可能だ。もう少しキビキビした動作を求めるなら解像度を変更すれば十分な効果が見込めるだろう。