エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1167
2022.07.10 更新
文:撮影・ジャイアン鈴木
最近のノートPCのウェブカメラは画質がよい。特にスマホも作っているメーカーのウェブカメラは、その技術が生かされているのか、室内灯下でも明るく、自然な発色で撮影できる。しかし、設置場所がディスプレイ上部ということで、撮影可能な画角には制限がある。
そこで今回筆者が編集部に取り寄せてもらったのが、株式会社ケンコー・トキナー(本社:東京都中野区)のPC用マルチアングル4Kウェブカメラ「KZ-DC4K」。3つのヒンジとひとつの回転軸を備えており、角度や高さを自由に調節でき、俯瞰撮影にも対応。しかも有効画素数は1,313万画素で、解像度は最大3,840×2,880ドット(静止画)。ライター仕事にも使えそうなので、非常に期待しているのである。というわけで今回は、購入者目線で本製品をレビューしていこう。
ケンコー・トキナー「KZ-DC4K」 直販価格税込23,980円 |
KZ-DC4Kは「UVC」(USB Video Class)規格のウェブカメラ。対応機種はWindows 8以降、macOS Monterey 12.0.1以降とされており、デバイスドライバーやアプリケーションをインストールしなくても、つなぐだけですぐに使える。
イメージセンサーは1/3.06型CMOS(総画素数1,322万画素/有効画素数1,313万画素)、焦点距離は35mmフィルム換算で23.2mm、絞りはF2.2、撮影距離は約0.1m~∞。静止画は最大3,840×2,880ドット、動画は最大3,840×2,160ドット/30fpsで撮影可能だ。
本体サイズは約222×66×14mm、重量は約365g。Windows PC、MacとはUSBケーブル(Type-A to microUSB)で接続する。同梱品として専用ポーチが付属。折り畳めば14mmとコンパクトな薄さになる。長めのスマートフォンのような感覚で携帯できるわけだ。
KZ-DC4Kのパッケージ |
パッケージには本体、USBケーブル(Type-A to microUSB、長さは約149cm)、ポーチ、取り扱い説明書が同梱 |
本体上面と本体下面。カメラヘッドを内側にして折り畳めば、運搬の際にレンズが傷つく心配はない。下面のベースプレートにはゴム足がしっかりと固定されている |
右側面と左側面。ヒンジは全部で3つ用意 |
カメラヘッドだけを持ち上げると側面にmicroUSB端子があらわれる |
本体とUSBケーブルの合計重量は実測396g。カメラアームを展開したときに倒れないように、あえて重く設計されていると思われる |
専用ポーチはピッタリサイズだが、USBケーブルを一緒に入れる余裕はある |