肝心の画質は？　LEDライトの強さによって色味が大きく変化

最後に肝心の画質をチェックしてみた。下記に、色温度を調整したカメラ「DC-S1R」で撮影した写真と、KZ-DC4K を5種類の設定で撮影した写真を掲載した。KZ-DC4Kはホワイトバランスの自動調整機能が搭載されているが、今回テスト撮影したなかではHDR proオフ、LED強で撮影した写真が最も実際に近い色で撮影できた。LEDライトの強さによって色味が大きく変化する傾向があるようだ。

色温度を調整したカメラ「DC-S1R」で撮影	KZ-DC4Kで撮影（HDR proオフ、LEDオフ）

KZ-DC4Kで撮影（HDR proオン、LEDオフ）	KZ-DC4Kで撮影（HDR proオフ、LED強）

KZ-DC4Kで撮影（HDR proオフ、LED中）	KZ-DC4Kで撮影（HDR proオフ、LED弱）

俯瞰撮影の手軽さを最優先するなら非常に魅力的なガジェット

KZ-DC4Kは、一眼カメラなどで組んだ俯瞰撮影セットに比べればもちろん画質は及ばない。しかし、つねにバッグに入れておけるほどコンパクトで、セットアップも容易。角度・高さ調節もお手軽だ。画質についても、静止画は「Lightroom」などで色補正する必要があるが、ちょっとした説明用動画であればライター仕事にもそのまま利用できそうだ。ウェブカメラとして考えるとお高めだが、俯瞰撮影システムと考えるとお手頃。俯瞰撮影の手軽さを最優先するなら、KZ-DC4Kは非常に魅力的なガジェットと言える。

協力：株式会社ケンコー・トキナー