エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1169
2022.07.14 更新
文:撮影・編集部 池西 樹
ここからは実際のゲームを想定したベンチマークテストを進めていこう。まずは人気オンラインRPGの最新拡張パッケージ「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ」のベンチマークテストからだ。グラフィックス設定は「最高品質」を選択して、解像度は1,920×1,080ドット(フルHD)、2,560×1,440ドット(WQHD)、3,840×2,160ドット(4K)の3種類で測定を実施した。
オンラインRPGながら負荷レベルは中量級ということで、CPU内蔵のグラフィックス機能ではフルHD解像度でも快適なプレイは難しいゲームだが、Radeon RX 6400を搭載するRyzen 5 4500構成でもフルHD解像度までは“快適”判定で、動作に全く問題はない。
さらにRadeon RX 6600を搭載するRyzen 7 5700構成では4K解像度こそ“普通”止まりだが、WQHD解像度では11,394ポイントで“とても快適”、フルHD解像度では18,082ポイントで判定も最高の“非常に快適”を獲得し、高リフレッシュレートの液晶ディスプレイも十分視野に入ってくる。
続いてRPGゲームながらグラフィックスカードへの負荷が高い「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」のスコアをチェックしていこう。描画品質は“⾼品質”で、解像度はこちらも1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で計測を⾏っている。
Radeon RX 6400を搭載するRyzen 5 4500構成ではフルHD解像度でも判定は“普通”止まりで、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」をプレイする時はある程度画質を調整する必要がある。一方、Radeon RX 6600を搭載するRyzen 7 5700X構成では、いずれの解像度でも2倍以上スコアが向上。判定もフルHD解像度で“快適”、WQHD解像度でも“やや快適”を獲得しており、WQHD解像度までなら高画質設定で快適にゲームを楽しむことができる。
続いて比較的軽いタクティカルシューターゲーム「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」のベンチマーク結果を確認していこう。APIはVulkan、解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で、総合品質は「最高」を選択している。
Radeon RX 6400を搭載するRyzen 5 4500構成でもWQHD解像度までは100fpsを超え、マルチプレイでも快適なゲームプレイが可能。さらにRadeon RX 6600を搭載するRyzen 7 5700X構成では、4K解像度でも100fpsを超え、最近ラインナップが増えている4K/144Hzのハイエンド液晶ディスプレイとの組み合わせでもその能力を存分に引き出すことができる。