エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1172
2022.07.20 更新
文:撮影・編集部 松枝 清顕
ここからはPop Mini Silent TGのストレージ収納力を解説していく。そもそもMicroATX規格用のミニタワーPCケースだけに、お世辞にも潤沢とは言えないストレージ搭載スペースだが、それでもモデル特有とも言える設計の工夫が見て取れる。
まずチェックするのは、マザーボードトレイ背面、CPUクーラーメンテナンスホールの下に用意された、2.5インチドライブトレイだ。Fractalのロゴがあしらわれた長方形のトレイは、左側を引っ掛け、右側は1本のハンドスクリューでシャーシに固定されていた。ここには2.5インチSSDが並べて2台搭載可能。搭載方法は背面からのネジ留めで、付属のMounting Screw (M3)を使用する。
背面からのネジ留めにより、2台のSSDが搭載可能。なおコネクタは下向きにして固定すると、ケーブル接続&配線がしやすい |
2台のSSDを搭載したところ。上部はCPUクーラーメンテナンスホールとツライチだが、下部は電源ユニット搭載スペースの一部まではみ出している事が分かるだろう |
マニュアルにはシンプルにドライブトレイと記載されているのは、合計2個のブラケット。コの字型のドライブトレイは、後方を引っ掛け、前方を1本のハンドスクリューで固定。これをシャーシ底面とボトムカバー天板内側にそれぞれ1台ずつが装備されていた。
搭載できるのは、2.5インチSSD x2台および3.5インチHDD x2台で、合計ストレージ数は4台。これを実現しているのは、ドライブトレイのネジ穴で、2.5インチSSDを底面ネジ留め、3.5インチHDDは付属のHard drive damperを介し3.5” Drive Screwで左右側面からネジ留めを行う。こうする事で、1つのトレイに2台のストレージが搭載できるという仕組みだ。
コの字型のドライブトレイ。こう見えて上下段がストレージ搭載スペースとして利用が可能。ボトムカバー内部の前方寄りを利用した、Pop Mini Silent TGでは最大の収納スペースとなる |
ひとつのトライブトレイに2.5インチSSD+3.5インチHDDをマウント。合計4台のストレージが無駄なく収納できている |