CINEBENCH R23のCPU(Multi Core)は8,019ptsを記録
それではベンチマークから実施してみよう。まずCPUベンチマーク「CINEBENCH R23」を実行したところ、CPU(Multi Core)は8,019pts、CPU(Single Core)は1,194ptsとなった。マルチコアで8,000ptsを超えており、8コア、16スレッド、1.8~4.3GHz動作のRyzen 7 5700Uのパフォーマンスが十分引き出せている。
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「HDiNFO64 Pro」で取得したシステムの概要。今回はRyzen 7 5700U/RAM16GB/SSD512GB/Officeなしというスペックの上位モデルを借用している
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ベンチマークは「Lenovo Vantage」の「電源およびパフォーマンス」で「エクストリーム・パフォーマンス」を選択して実施している
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「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は8,019pts、CPU(Single Core)は1,194pts
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総合ベンチマーク「PCMark 10」の総合スコアは4,898、Essentialsは8,794、Productivityは6,761、Digital Content Creationは5,364となった。PCMark 10の指標のひとつ「Office laptop(2020)」では総合スコアが4,611とされており、Yoga 670はその約1.06倍のスコアを記録したことになる。一般的な用途であれば実用上十分なパフォーマンスを備えている。
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「PCMark 10」の総合スコアは4,898、Essentialsは8,794、Productivityは6,761、Digital Content Creationは5,364
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一方3Dグラフィックス性能については、「3DMark」のTime Spyで1,438、Fire Strikeで3,651、Wild Lifeで7,609となった。「Fortnite」(1,080p Ultra)の「Estimated game performance(推定ゲームパフォーマンス)」を見てみるとTime Spyは「35+ FPS」、Fire Strikeは「30+ FPS」、Wild Lifeは「Less than 30 FPS」となった。Fortniteを快適に動かすのはちょっと厳しそうだ。
とは言え、「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレベンチマーク」(1,920×1,080ドット、標準品質、ノートPC)のスコアは4,889(普通)を記録している。画質設定を調整すれば、Yoga 670でプレイできるゲームはまだまだ見つかるはずだ。
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「3DMark」のTime Spyは1,438
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Fire Strikeは3,651
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Wild Lifeは7,609
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「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレベンチマーク」(1,920×1,080ドット、標準品質、ノートPC)のスコアは4,889(普通)
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ストレージ速度は「CrystalDiskMark 8.0.4a」で計測したところ、シーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は2,137.29MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は1,213.98MB/sとなった。本製品にはストレージに「UMIS RPJTJ512MEE1OWX」が搭載されており、PCIe Gen.3 x4接続のSSDとしても決して性能は高くないが、実用上は問題ないと思う。
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「CrystalDiskMark 8.0.4a」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は2,137.29MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は1,213.98MB/s
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バッテリ駆動時間については、「Lenovo Vantage」の「電源およびパフォーマンス」を「バッテリー省電力」、ディスプレイ輝度を40%に設定して「PCMark 10 Modern Office Battery Life」を実行したところ、14時間30分という結果になった。14時間を大きく超えており、モバイル用途にも活用できるスタミナ性能を備えている。
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「PCMark 10 Modern Office Battery Life」の結果は14時間30分。これだけ動作すれば外出中に継ぎ足し充電する必要はない
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