エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1179
2022.08.17 更新
文:撮影・こまめ
同じく「3DMark Version 2.22.7359」から、レイトレーシング性能を計測する「Port Royal」の結果だ。
WQHD環境下でのDXRを利用したレイトレーシング性能を計測するこのテストでは、「8,527」というスコアだった。理想の1万には届かなかったものの、フルHDであれば快適(平均60FPSオーバー)に楽しめる性能だと思われる。やはりノートPCとしては、最高クラスのパフォーマンスだ。
「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ」の公式ベンチマークソフトでは、解像度とプリセットの画質を変えてテストを行なった。
このテストはグラフィックス処理がやや重く、そこそこのパフォーマンスが求められる中量級タイトルだ。フルHDでは最高画質で平均181.7fpsとまったく問題ない結果が出ている。4Kでは最高画質でも快適に遊べる目安の平均60fpsをクリアしているが、平均77.9fpsと高リフレッシュレートの恩恵を感じづらい結果だった。それでも驚くべきほどの性能ではあるのだが、よりなめらかな動きでプレイするなら画質を落とす必要がある。ほかの中量級タイトルについても、同様に考えたほうがいいだろう。
「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ」の公式ベンチマークソフトでは、解像度とプリセットの画質を変えてテストを行なった。
このテストはグラフィックス処理がかなり重く、PCゲームのなかでは重量級に位置づけられる。フルHD環境下では高リフレッシュレートを活かした快適なプレイを楽しめそうだが、4K環境では画質を落とさないと平均60fpsをクリアできないかもしれない。
「サイバーパンク2077」も処理が重い重量級ではあるが、DLSSに対応しているぶんフレームレートが向上する場合がある。このタイトルでは解像度と画質のプリセットを変えながら、内蔵のベンチマーク機能を使ってテストを行なった。
テスト結果を見ると、フルHD環境下であればレイトレーシング機能の有効/無効に関わらず快適にプレイできることがわかる。しかし4K環境下では、レイトレーシングなしで画質をやや落として平均60fpsをクリアできる程度だ。高リフレッシュレートの恩恵を受けるのであれば、画質をかなり下げる必要がある。