エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1180
2022.08.19 更新
文:撮影・藤田 忠
次は、定番3Dベンチマーク「3DMark」を使って、基本のゲーミングパフォーマンスを確認していこう。まずはDirectX 12に対応する「Time Spy」のテストプリセット「Time Spy」と「Time Spy Extreme」で計測を行っている。
テスト解像度が4Kの「Time Spy Extreme」のスコアは6,757で、テスト中の平均フレームレートも60fpsを大きく下回る40fps前後だったが、「arkhive GN-I7G37R」のターゲットとなるWQHD解像度は優秀だ。総合、グラフィックススコアともに10,000を余裕で超えており、平均フレームレートも、高負荷なテストシーンでも76.41fpsを記録している。
続いて同じく「3DMark」から、Direct X11ベースのテストとなる「Fire Strike」を実行していこう。テストプリセットは、フルHDの「Fire Strike」、WQHDの「Fire Strike Extreme」、4Kの「Fire Strike Ultra」のすべてを実行している。
ファイナルファンタジーXIVと同じ、Direct X11ベースのテストになる「Fire Strike」。フルHD解像度では総合スコアは20,000オーバーを記録し、平均フレームレートも圧巻の130fps超えだ。「Time Spy」と同じく、WQHD解像度の「Fire Strike Extreme」も15,000を超え、フレームレートもプレイ可能なラインである60fps以上で動作していた。
ここからは、「arkhive GN-I7G37R」のターゲットとなるファイナルファンタジーXIVのパフォーマンスを確認していこう。まずは、公式ベンチマークの「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」を実行していこう。グラフィックス設定は、“最高品質”を選択し、解像度はフルHD/WQHD/4Kの3種類で計測を行った。なお、同ベンチマークから、スコア指標は最大24人(8人×3パーティー)が参加するアライアンスレイドを想定して見直されており、“非常に快適”指標は、15,000以上になっている。
WQHD@60fps以上をターゲットにしたファイナルファンタジーXIV推奨PCとなる「arkhive GN-I7G37R」。公式ベンチマークのスコア、平均フレームレートともに余裕の結果で、WQHD解像度でも20,924、平均フレームレート143.58fpsを記録している。さすがに4K解像度は、”とても快適”指標に留まるが、平均フレームレートは60fpsを超えている。4K液晶ディスプレイと組み合わせて、普段はWQHD解像度でプレイ。スクリーンショットを残したいときは、4K解像度に変更して撮影といったこともできる。
ここからは、実際にファイナルファンタジーXIVをプレイしていこう。最新拡張パック「暁月のフィナーレ」を適用した状態で、スタート都市国家「リムサ・ロミンサ」「ウルダハ」「グリダニア」でフレームレートをチェックしている。グラフィックス設定は、“最高品質”を選択し、解像度は「arkhive GN-I7G37R」のターゲットとなるWQHDに加え、4K解像度を選択している。フレームレートは、それぞれの都市内とフィールドを120秒間移動した際を「CapFrameX」で記録。平均フレームレート(avg)と1パーセンタイル点(min1%)を抽出している。
推奨PCなので当然の結果とも言えるが、WQHD解像度で余裕を持ってプレイできるフレームレートになっている。比較的描画負荷が高くなる「リムサ・ロミンサ」の都市内や、「黒衣森」でも最小1パーセンタイル点(min1%)は100fpsを超えており、平均フレームレートに至っては144Hz駆動に対応するWQHDゲーミング液晶ディスプレイと組み合わせたプレイもおすすめできる。
また、4K解像度でも60fpsのラインを維持している。ただし都市内やフィールド上でこの結果なので、敵と味方パーティーのエフェクトが飛び交うレイド戦では、60fpsを切ってしまうだろう。