エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1183
2022.08.25 更新
文:藤田 忠/撮影:pepe
CFD「PG4NZL」シリーズ CSSD-M2M4TPG4NZL(4TB) 実勢売価税込66,000円前後(2022年8月現在) 製品情報(CFD販売株式会社) |
CFD「PG4NZL」シリーズは、同社最新のPCI Express 4.0対応エンスージアスト向けNVMe M.2 SSDになる。2020年末に登場し、人気となった「PG4VNZ」シリーズの後継モデルに位置づけられる製品で、コントローラは同じPhison「PS5018-E18」ながら、NANDフラッシュはMicronの176層3D NAND「B47R」にグレードアップ。最高7,200MB/secのシーケンシャル読込や、最高6,850MB/secのシーケンシャル書込。最高1,000,000 IOPSのランダム読込・書込という最高峰のパフォーマンスが謳われている。
「PG4NZL」シリーズは、Micronの176層3D NAND「B47R」を採用する |
そんな「PG4NZL」シリーズの売れ筋容量となる500GB、1TB、2TBの実力は、すでにエルミタ的速攻撮って出しレビューで明らかにされている。そこで今回は、PCI Express 4.0に対応するNVMe M.2 SSDとして最速クラスのパフォーマンスと、同容量で最安クラス(実勢売価66,000円前後)の価格という魅力を兼ね備える4TBモデル「CSSD-M2M4TPG4NZL」を試していこう。
「PG4NZL」シリーズ最大容量となる4TBモデル「CSSD-M2M4TPG4NZL」。PCI Express 4.0対応NVMe M.2 SSDでは最速クラスのパフォーマンスを誇る |
「CSSD-M2M4TPG4NZL」のスペックは、「PG4NZL」シリーズのなかで最も高速となる2TBモデル「CSSD-M2M2TPG4NZL」と同様のシーケンシャル読込7,200MB/sec、シーケンシャル書込6,850MB/sec、ランダム読込・書込1,000,000 IOPS。書込耐性は「CSSD-M2M2TPG4NZL」の倍以上となる3,000TBWで、MTBFは160万時間に達する。また、製品には5年保証が提供される。
そのほか、容量の0.1%相当のDDR4 DRAMキャッシュや、ディスクの空き容量に合わせてガーベッジコレクションの実行を調整して性能と信頼性を両立する「Smart Data Processing」、データを先読みすることで読込速度を向上する「Predict & Fetch」、NANDフラッシュの耐久性と性能を改善する「SLC Caching」、フラッシュメモリセルの劣化によるデータ破損を防ぐ「LDPC ECC」、NANDフラッシュの寿命を大幅に改善する「ウェアレベリング」、Bad Blockへのデータ保存を防ぎ、信頼性を高める「Bad Block Management」といった「PG4NZL」シリーズの機能は、ひと通り搭載されている。