エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1183
2022.08.25 更新
文:藤田 忠/撮影:pepe
ここからは各種ベンチマークテストで、容量4TBモデル「CSSD-M2M4TPG4NZL」の実力をチェックしていこう。AMD X570チップセットを搭載したMSI「MEG X570 UNIFY」をベースに、12コア/24スレッドCPUのRyzen 9 5900X、PCI Express 4.0接続に対応した起動用NVMe M.2 SSDなどで構築したテスト環境を用意している。なお、「CSSD-M2M4TPG4NZL」は、CPU制御下のPCI Express 4.0レーンのM.2スロットに取り付けている。
パフォーマンスをみるベンチマークソフトには、「AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247」「CrystalDiskMark 8.0.4」「3DMark」「PCMark 10」「ATTO Disk Benchmark 4.01」を使用している。
「CrystalDiskInfo」の画面。ファームウェアのバージョンは「EIFM31.4」になる |
まずは「AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247」を使い、パフォーマンスとシーケンシャルアクセスの圧縮率の影響をみていこう。
【AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247:総合ベンチマーク】 |
【AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247:Compression-Benchmark】 |
AS SSD Benchmarkの総合ベンチマークは、シーケンシャル読込6,099MB/sec、書込5,773MB/sec、ランダム読込3,300MB/sec、書込4,800MB/secを記録し、総合スコアは11,765ポイントと優秀だ。圧縮率の影響を確認する「Compression-Benchmark」は、書込時にランダムで落ち込むことはあるが、グラフはほぼフラットで圧縮率の影響は感じられない。
「CrystalDiskMark 8.0.4」でも圧縮率の影響を確認した。データサイズはデフォルトの1GiBに固定し、圧縮率の低い「デフォルト (ランダム)」と、圧縮率の高い「All 0×00 (0Fill)」を実行している。なお、テストは「設定」から、「NVMe SSD」を選択している。
【デフォルト (ランダム)】 | 【All 0×00 (0Fill)】 |
「AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247」の「Compression-Benchmark」では圧縮率の影響はみられなかったが、「CrystalDiskMark 8.0.4」では圧縮率の高い「All 0×00 (0Fill)」のほうが、シーケンシャルリード、ランダムリードのパフォーマンスが上昇している。
続いて「CrystalDiskMark 8.0.4」を使って確認していく、異なるデータサイズでのパフォーマンスチェックでは、「デフォルト (ランダム)」と「All 0×00 (0Fill)」でも計測を行っていこう。