エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1183
2022.08.25 更新
文:藤田 忠/撮影:pepe
速度系ベンチマークソフトの最後は「ATTO Disk Benchmark 4.01」だ。データサイズ512Bから64MBまでのシーケンシャルアクセスのパフォーマンスをチェックしていこう。
「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルの結果と同じく、優秀な数値で読込は最高6,970MB/sec、書込は最高6,380MB/secを記録している。また、データサイズ128KB以上で安定した転送速度を発揮している点も、高評価できるポイントだ。
あまり触る機会のない容量4TBモデルだが、CFD「PG4NZL」の「CSSD-M2M4TPG4NZL」は、パフォーマンスを重視したマシンのシステムドライブとして安心して組み合わせられるシーケンシャルとランダムアクセス性能が備わっていると言える。
「PCMark 10」と「3DMark」に搭載されているストレージベンチマークテストを実行して、実アプリケーションとゲームのストレージパフォーマンスを確認していこう。
まずは「PCMark10」の「Full System Drive Benchmark」を実行して、実際のアプリケーション環境におけるストレージ性能をチェックだ。
アクセス速度が最速クラスでも、必ずしも高スコアになるとは限らないベンチマークだが、「CSSD-M2M4TPG4NZL」は優秀といえる3,000ポイントのラインを超えている。テスト中の転送速度も502.28MB/secと最速クラスに相応しい数値だ。
「3DMark」の「Storage Benchmark」を実行して、ゲーミング性能をチェックしていこう。
「PCMark10」と同じく優秀で、スコアは十分高速と言える3,466ポイントを記録している。ゲームタイトルの起動やロードだけでなく、ゲームの録画などでも優秀な転送速度とアクセス時間を残している。「CSSD-M2M4TPG4NZL」は複数のゲームタイトルのインストール先をはじめ、プレイ動画の録画先や、編集動画書き出し先などにも安心して使うことができるだろう。