エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1183
2022.08.25 更新
文:藤田 忠/撮影:pepe
PC環境でのテストの最後は、「CSSD-M2M4TPG4NZL」の発熱を確認していこう。ただ、元々Phisonコントローラの製品は高発熱な傾向にあるうえ、「CSSD-M2M4TPG4NZL」は両面実装になっている。そのうえ、「PG4NZL」シリーズのサーマルスロットリングのしきい値は74℃台前半と低めに設定されているので、ヒートシンクの装着はマストと言える。実際、ヒートシンク非装着の状態では、「CrystalDiskMark 8.0.4」をデータサイズ64GiB、テスト回数9回で実行すると、あっという間に温度は70℃台に達してしまいサーマルスロットリングが発生してしまう。
【ヒートシンクなしで「CrystalDiskMark 8.0.4」を実行】 |
ほとんどのマザーボードは、M.2ヒートシンクを標準で装備するが、その冷却性能は製品で異なってくる。PCケース内のエアフローでも、SSDの温度は大きく変わってくるので、結果は参考程度にとどめてほしいが、ここではヒートシンク装着した状態の温度とアクセス速度を確認していこう。
CPUクーラーに、M.2ソケット周りに風を生まないオールインワン型水冷ユニットを使っているうえ、PCケースファンによるエアフローもないバラック状態なのもあり、温度は70℃台に達している。サーマルスロットリングこそ発生していないが、M.2スロットへのエアフローを確保するなど、対策はしっかりと行いたい。