エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1187
2022.09.02 更新
文:撮影・ジャイアン鈴木
それでは今度はパフォーマンスをチェックしてみよう。まずCPU性能だが、「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は7,588pts、CPU(Single Core)は1,568ptsを記録した。
今回の貸出機には、10コア[Pコア×2+Eコア×8]、12スレッド、最大4.40GHz 動作のCore i5-1235Uが搭載されているが、第11世代(Tiger Lake)の「Core i7-1195G7」を上回るスコアを記録している。扱うデータのサイズにもよるが、ちょっとしたクリエイティブワークなら実用的にこなせるCPU性能を備えている。
今回はCore i5-1235U/RAM16GB/SSD512GB/66Whという構成の法人モデル「B9400CBA-KC0300X」を借用している |
ベンチマークは「MyASUS」でファンモードを「パフォーマンスモード」に、Windows 11の電源モードを「最適なパフォーマンス」に設定して実施している |
「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は7,588pts、CPU(Single Core)は1,568pts |
3Dグラフィックス性能については、「3DMark」のTime Spyで1,482、Fire Strikeで4,140、Wild Lifeで11,701を記録している。「Fortnite」(1,080p)の推定ゲームパフォーマンスが最大で「35+ FPS」となっており、快適にプレイするのはちょっと厳しそうだ。
とは言え、「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレベンチマーク」では7,003(やや快適)というスコアを出している。比較的低負荷なゲームであれば、仕事の合間に十分楽しめるはずだ。
「3DMark」のTime Spyは1,482 |
Fire Strikeは4,140 |
Wild Lifeは11,701 |
「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレベンチマーク」(1,920×1,080ドット、標準品質、ノートPC)のスコアは7,003(やや快適) |
ストレージ速度については、「CrystalDiskMark 8.0.4a」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)で3687.90MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)で3349.12MB/sを記録した。本製品のストレージには「Micron_2450_MTFDKBA512TFK」が搭載されていたが、PCIe Gen4 x4接続のSSDとしては物足りないというのが正直なところだ。
「CrystalDiskMark 8.0.4a」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は3,687.90MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は3,349.12MB/s |
「PCMark 10」の総合スコアは5,265、Essentialsは10,203、Productivityは7,006、Digital Content Creationは5,542となった。PCMark 10の「Office laptop(2020)」の総合スコアが4,611なので、ExpertBook B9はその114%のスコアを記録したことになる。一般的なビジネスアプリにおいてパフォーマンス不足を感じる局面はないと言えよう。
「PCMark 10」の総合スコアは5,265、Essentialsは10203、Productivityは7,006、Digital Content Creationは5,542 |
バッテリ駆動時間については「PCMark 10 Modern Office Battery Life」で16時間25分という好記録を叩き出した。低消費電力なCore i5-1235Uと66Whのバッテリを組み合わせているだけに、モバイル時にバッテリの不安を感じさせないマシンに仕上げられている。
ディスプレイ輝度を40%、「MyASUS」のファンモードを「スタンダードモード」に設定して「PCMark 10 Modern Office Battery Life」を実行したところ、16時間25分動作した |