エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1189
2022.09.05 更新
文:編集部 Tawashi/撮影:pepe
「G2412」のスペックや概要を認識したところで、実際のゲーム画面を見ながら主要機能をチェックしていこう。23.8型のフルHD(1,920×1,080ドット)解像度は、画面に集中してプレイするゲームに向いているサイズ感だ。キーボードやマウスの距離が近い環境でも、画面全体が視野に入るため問題ないだろう。
リフレッシュレートは通常165Hz、オーバークロック時は170Hzに対応し、応答速度は1ms (MPRT)と高速応答に対応。PlayStation 5やXbox Series Xといった最新のゲーミングコンソールで120Hz出力可能なため、PC以外のゲームも得意なゲーミング液晶ディスプレイだ。
リフレッシュレートはOSD設定で変更可能。DPオーバークロックの項目をONにすることで170Hz駆動が可能になる |
ディスプレイ同期は、AMD「FreeSync Premium」に対応する。対応するグラフィックスカード(Radeonシリーズ)を使えばスタッタリング等を防止する低フレームレート補正(LFC)を備えながら、従来よりも低レイテンシーで駆動する。また意図しない画面更新のもたつきや、同期ズレを防止して滑らかな映像でゲームを楽しむことができる。
一般的な液晶テレビとゲーミング液晶ディスプレイとの違いのひとつがゲーム向け機能だろう。MSI製ゲーミング液晶ディスプレイの多くで実装されているのが“使える機能”としてゲーマーから支持されている「ナイトビジョン」だ。通常暗いシーンは、液晶の輝度を上げたりすることで視認性が改善されるが、画面全体の輝度を一律で向上させるため、明るい部分は白飛びしかえって見にくい。ナイトビジョンでは、5段階で輝度を最適化することで、白飛びを抑えゲームの雰囲気を損なうことなく視認性を高めることができる。
長時間のゲームでも疲労を軽減する定番のアイケア機能は、設定不要で利用できる画面のチラつきを抑える「アンチフリッカー」に対応。さらに、OSD設定でON/OFFの切り替えが可能なブルーライトの総量を減らすことで目の緊張を和らげる「ブルーライトカット」を備えている。