エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1189
2022.09.05 更新
文:編集部 Tawashi/撮影:pepe
主要機能を一通り認識したところで、次は「G2412」の外観チェックを進めていこう。正面はフラットなパネルでシンプルなデザイン。23.8型サイズのため全体的にコンパクトな印象だ。フレーム幅は上部、左右ともに約1.5mmという狭額縁仕様になっている。価格も手頃なため「G2412」を2台または3台並べたマルチディスプレイ環境の構築も容易だろう。
重量は約3.3kgと軽量。設置後の移動もそれほど難しくないはずだ |
背面側はイルミネーション等の機能は無くシンプルなデザイン。中央部分に通気口が設けられているほか、上部にMSIゲーミングのドラゴンロゴが描かれている。そのほか、背面向かって左側にNaviキー、右側には防犯用のケンジントンロックを備える。
ゲーム動作中に通気口に触れてみたところ、ほんのり暖かさを感じる程度だった |
フレームは上部、左右ともに約1.5mm。非表示エリアは約3.5mmとかなり薄いベゼルデザイン。マルチディスプレイ環境の際にもつなぎ目が目立ちにくいためゲームでは没入感が増す。なお、フレーム下部は幅約24mmで非表示エリアが約2mmだった |
OSD制御用のNaviキーは4方向ボタンと中央の決定ボタンを組み合わせて使用する。下には電源ボタンがある | Naviキーを押せば起動するOSDメニュー。カチカチと直観的な操作ができるため、各種設定の変更も簡単だ |
液晶ディスプレイを購入するにあたり重要な要素となるインターフェイス類をチェックしておく。映像関連のインターフェイスで用意されるのは、HDMI 1.4b x2、DisplayPort 1.2a x1の3系統。リフレッシュレート170HzのPCはDisplayPortに接続、コンソール機などその他の機器はHDMI接続するといった使い方になるだろう。
続いて「G2412」の各部調整機能をチェックしていく。調節可能なのは、-5°~20°のチルトのみ。エレベータによる上下の昇降や、スイベル、ピボットには対応していない。背面はVESA規格(100mm×100mm)に準拠したアームの取り付けに対応するので、設置後にポジション調整をしたい人はモニターアームの導入を検討しよう。
チルト(上下角度調節)は-5~20°で調整可能 |
設置スペースを上部から撮影した画像を元にみておこう。「G2412」の外形寸法(公称値)は幅540.2mm、高さ411.6mm、奥行き229.4mm。奥行は約230mmのスペース確保が必要になる。調整機構はチルトのみのため、左右のスペースを余分に取る必要はない。キーボードやマウスの位置も考慮しつつ、事前に最適なポジションを決めておきたい。