エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1189
2022.09.05 更新
文:編集部 Tawashi/撮影:pepe
ここでは液晶ディスプレイ本体以外の付属品をチェックしておく。映像系のケーブルはDisplayPortケーブルの1本のみで、HDMIケーブルは付属してない。PCのほか、ゲーム機等を接続予定の人は事前に用意しておきたい。
リフレッシュレート170Hzを出すために必要なDisplayPortケーブル | アーム固定用ネジ |
アダプタサイズは外形寸法が幅48mm、高さ31mm、奥行き111mmとやや大きめ | 電源ケーブル(長さ約150cm) |
マニュアル類 |
パッケージは茶箱で液晶背面がデザインされている。左下にはIPS、170Hz、1msなどの製品情報が記載されていた |
最後のセッションでは、組み込み手順を確認する。初めにアームと液晶を付属のネジで固定。その際にプラスドライバーが必要になるので用意しておこう。その後はスタンドとアームを接続。裏面の手回しねじを固定するだけで完成する。所用時間はパッケージ開封から約5分。なお、パッケージ外形寸法は幅615mm、高さ434mm、奥行き179mm、重量は約6kg。店頭で持ち手さえ用意してもらえば、十分持ち帰り可能なサイズだ。
パッケージから取り出した液晶本体 | アームは頑丈で剛性も高い作り。重量は不明だが意外と重たいので落とさないように注意 |
VESA規格(100mm×100mm)に準拠したアームの取り付け部。アームをネジで固定後は目隠し用のスタンドカバーを取り付けておく |
最後にアームと台座を接続し付属のネジで固定すれば作業は完了する |
スタンド機能やPCとの接続機能を省いたコストパフォーマンスを重視したモデルながら、フルHD解像度や170Hz駆動のリフレッシュレート、応答速度1ms (MPRT)に対応するなどゲーミング液晶ディスプレイに必要な機能はしっかり備えている。攻めた価格設定も大きなトピックで、新調したゲーミングPCとセットで購入する際にも財布に優しい点はかなり魅力的だ。
実際に使用してみると、23.8型というサイズは小さすぎず大きすぎず。ゲームに集中しやすいサイズ感だと改めて実感した。24型クラスのディスプレイがeSportsシーンにおいて採用例が多く、多数のプロプレイヤーからも支持されるというのも納得だ。プレイ中に画面の中心を見ていても周囲の状況は瞬時に把握しやすく、さらに描画も滑らかなため「Apex Legend」や「VALORANT」「フォートナイト」といったゲームには非常に向いていると感じた。ゲーム性能重視しながらも価格にこだわりたい、またはゲーミング液晶が初めてという人にとってもちょうどいいモデルだろう。
協力:エムエスアイコンピュータージャパン株式会社