エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1198
2022.10.02 更新
文:撮影・編集部 池西 樹
Crucial「P3 Plus」シリーズ(2022年8月28日発売) CT1000P3PSSD8JP(1TB) 市場想定売価税込15,080円前後 製品情報(Crucial/CFD販売株式会社) |
Crucialブランドから、8月末に発売が開始された最新NVMe M.2 SSD「P3 Plus」シリーズ。先日詳細検証をお届けした「P3」シリーズの上位に位置づけられるコストパフォーマンスモデルで、バスインターフェイスがPCI Express 3.0(x4)からPCI Express 4.0(x4)へとアップグレードされているのが特徴だ。
NANDフラッシュにはMicronの176層3D NANDフラッシュを搭載する |
一方、NANDフラッシュは「P3」シリーズと同じ高品質なMicron製176層3D NANDフラッシュを採用し、データの信頼性を維持するデータ保護機能を搭載。またCrucial独自のSSD用ユーティリティ「Crucial Storage Executive」が用意されており、ファームウェアのアップデートやオーバープロビジョニングの設定、ドライブのサニタイズ・フォーマットなどの作業を簡単に行うことができる。
容量ラインナップは500GB、1TB、2TB、4TBの計4モデル。公称転送速度は容量によって異なるが今回の主役である1TBモデル「CT1000P3PSSD8JP」は、シーケンシャル読込5,000MB/sec、書込3,600MB/sec、ランダム読込650,000 IOPS、書込800,000 IOPS。PCI Express 4.0(x4)接続のSSDとしては安価ながら、ミドルレンジクラスに匹敵する転送速度が謳われているが、実際のパフォーマンスについては後半のテストセッションで明らかにしていこう。
Crucialブランドではおなじみのブルーとホワイトのツートンカラーのパッケージを採用する |
その他、MTTFは150万時間、書込耐久性は500GBが110TBW、1TBが220TBW、2TBが440TBW、4TBが800TBWで、製品保証は5年間。またクローン化ソフトウェア「Acronis True Image for Crucial」が無償提供(ダウンロードは必要)されるため、別途ソフトウェアを用意することなく既存環境を新SSDに移行することができる。