エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1202
2022.10.11 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
続いて消費電力をチェックしていこう。ストレステストには「3DMark Time Spy Extreme Stress Test」を使い、実行中の最高値を高負荷時、起動後10分間何もせず放置した状態をアイドル時として計測を行った。
高負荷時の消費電力は約560Wに達し、TGP450Wという数値は伊達ではない。GeForce RTX 3080 Tiとの比較でも約70W増加しており、電源ユニットは出力だけでなく、品質にもこだわった製品を選択する必要がありそうだ。とは言え、性能は最大で2倍以上に達していることを考えると、ワットパフォーマンスはかなり優秀と言っていいだろう。
「GeForce RTX 4090 Founders Edition」では、3スロットを専有する巨大デュアルファンクーラーを搭載しているが、その冷却性能をチェックしていこう。消費電力の計測と同じく、ストレステストには「3DMark Time Spy Extreme Stress Test」を使用している。
「GeForce RTX 3080 Ti Founders Edition」から、消費電力は約70Wも上昇しているが、高負荷時のGPU温度は最高71.4℃、Hot Spot温度も81.2℃までしか上がらなかった。ファン回転数も1,500rpm前後、回転率は約50%で頭打ちになり、冷却性能、静音性とも良好だった。