エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1204
2022.10.16 更新
文:撮影・藤田 忠
内部構造に続いて構成パーツを確認していこう。マザーボードはコストダウンを図れるMicroATX規格が採用されているが、最新Wi-Fi規格で新たに6GHz帯を利用できるWi-Fi6Eや、高速有線ネットワークの2.5ギガビットLANを搭載している。さらにM.2スロットには大型ヒートシンクを装備しており、最速クラスのPCI Express 4.0×4 M.2 SSDを組み合わせる際も安心だ。
搭載マザーボードはIntel B660チップセットを採用するGIGABYTE「B660M DS3H AX DDR4 rev1.2」 |
CPU制御下のM.2スロットには、大型のM.2ヒートシンクを装備する | 標準構成でCPU制御下のM.2スロットにSSDは搭載されていない |
拡張スロットはグラフィックスカード向けのPCI Express(x16)スロット×1、PCI Express(x1)×2を装備する | CPUクーラーはIntel純正を搭載。ブラックベースのカラーに、ブルーのリングと魅せるPCにも十分マッチする |
M.2ヒートシンクを備えるM.2スロットに、M.2 SSDは搭載されていないが、2つ目のM.2スロットにヒートシンクを装備したGIGABYTE「GP-ASM2NE2512GTTDR」が搭載されている。ヒートシンクには、GIGABYTEゲーミングブランド「AORUS」の”ハヤブサ”ロゴが描かれており、LEDイルミネーションも内蔵されている。
GIGABYTE製M.2 SSD「AORUS RGB M.2 NVMe SSD」の512GBモデルを搭載 | ヒートシンクを標準で備え、LEDイルミネーションを内蔵する |
ハヤブサロゴが優しく発光 | 2スロット占有GPUクーラーを搭載するグラフィックスカードなら、LEDイルミネーションが隠れることはないだろう |
メモリにはヒートスプレッダーの上部にLEDイルミネーション機能を内蔵する「AORUS RGB Memory DDR4」を搭載している。容量は16GB(8GB×2)で、DDR4-3333駆動をサポートしている。
DDR4-3333 8GB×2枚 16GBを搭載する | ハヤブサとAORUSロゴが描かれたアルミニウムヒートスプレッダーを搭載する |
ヒートスプレッダの上部には、LEDバーを備える | LEDバーには6つのLEDが内蔵され、柔らかに発光する |
そのほか、電源ユニットにはGIGABYTEの80PLUS BLONZE認証を取得する「GP-P650B」が搭載されている。容量は650Wなので、組み合わせるグラフィックスカードは、ミドルからミドルハイクラスがターゲットになる。
80PLUS BLONZE 650Wを本体下部に搭載している |
実動テストに進む前に、「GAPC-I524B66512G」にグラフィックスカードを搭載することにした。ここではフルHD解像度でのカジュアルゲーミングにおすすめのNVIDIA GeForce RTX 3050を採用するGIGABYTE「GV-N3050EAGLE OC-8GD」を選んだ。GeForce RTX 3050は、NVIDIA RTX 30シリーズのエントリーに位置するが、レイトレーシングやDLSSといった技術に対応している。
デュアルファンGPUクーラーを採用する「GV-N3050EAGLE OC-8GD」。90mm径の大型ファンを採用し、GPUを強力に冷却する | デザインされたバックプレートで、魅せるPCケースとの相性も良い |
PCIe補助電源コネクタは8pin×1仕様になっている | PCIe補助電源ケーブルなど、未使用のケーブルはタイラップでまとめられている |
太いタイラップを切っても、ケーブルは種類ごとに、まとめられている。PCIe補助電源ケーブルのみタイラップを切って使おう |