エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1204
2022.10.16 更新
文:撮影・藤田 忠
次にPCの総合力を判定する「PCMark 10」のスコアをチェックしよう。総合スコアに加え、アプリケーションの起動やウェブブラウジング、ビデオ会議といった性能を測る「Essentials」、ビジネスアプリケーションの処理性能を測る「Productivity」、写真や動画の編集作業など、コンテンツ制作の性能となる「Digital Content Creation」の3つのワークロードの結果をまとめている。なお、「PCMark 10」はグラフィックスカードの有無がスコアに大きく影響するため、ここではCPU内蔵GPUでも計測を行っている。
CINEBENCHのスコアと同じく、総合を含めた、各ワークロードのスコアは、6コア/12スレッドCPUのCore i5-12400+グラフィックスカードを搭載したPCとして問題ない結果を出している。表計算などのビジネスワークをはじめ、写真のRAW現像や加工に、軽い動画の編集作業まで、不満を感じることなく行えるだろう。
ここからは「GAPC-I524B66512G」に、GeForce RTX 3050を搭載した際のゲーミングパフォーマンスをみていこう。1つ目のテストは「3DMark」の「Time Spy」だ。DirectX 12ベースのテストで、実行解像度はRTX 3050のターゲットとなるフルHDを超える、WQHDと4K解像度になる。
WQHD解像度の「Time Spy」でも、スコアは6,000台と低く、テスト中のフレームレートも30fps台になっている。当然、4K解像度の「Time Spy Extreme」では、さらにスコアはダウンし、3,000ポイントになっている。
引き続き「3DMark」のDirectX 11ベースベンチマーク「Fire Strike」を実行していこう。プリセットは解像度がフルHDとなる「Fire Strike」、WQHDの「Fire Strike Extreme」、4Kの「Fire Strike Ultra」を実行している。
フルHD解像度の「Fire Strike」は余裕で10,000ポイントを超えており、テスト中のフレームレートも61.78fpsを記録している。WQHD、4K解像度は「Time Spy」と同じく厳しいスコアになっているが、今回搭載したGeForce RTX 3050のターゲット解像度は、ゲームを快適にプレイできる60fpsのラインを超えている。
続いてゲームタイトルを使ってパフォーマンスを確認していこう。1本目のタイトルは「ファイナルファンタジーXIV」で、公式ベンチマークを利用している。解像度はGeForce RTX 3050のフルHDに固定し、グラフィックス設定は“最高品質”、“高品質(デスクトップPC)”、”標準品質(デスクトップPC)”で実行している。
スコアは“最高品質”でも“非常に快適”指標を獲得している。平均フレームレートも112.07fpsと優秀で、「ファイナルファンタジーXIV」の世界を最高画質で快適に楽しむことが可能だ。