エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1204
2022.10.16 更新
文:撮影・藤田 忠
2本目のゲームタイトルは定番eスポーツタイトルのひとつとなる「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」だ。大会などと同じく、144Hzや240Hzゲーミング液晶ディスプレイと組み合わせてプレイしたいタイトルだ。
APIには「Vulkan」を選択し、総合品質は“最高”、レンダリングのスケーリング はデフォルトの”50”に加え、”100”を選択している。解像度はフルHDで、ゲーム内ベンチマークで平均フレームレートを計測している。
GPU負荷が軽いゲームタイトルだけあって、ゲーミング液晶と組み合わせた144Hz/240Hzの張り付きプレイを実現することができるフレームレートになっている。
3本目は「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」と人気を2分するファーストパーソンシューティングゲーム(FPS)「Apex Legends」のパフォーマンスを見ていこう。GPU負荷は「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」と比べると高くなるため、画質は最高に加え、フレームレートを優先した設定でもテストを実施し、解像度はフルHDを選択した。また144Hzのフレームレート上限は、起動オプションで取り外している。計測はゲーム内「射撃訓練場」の一定ルートを60秒間移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で記録している。
カスタマイズ設定。GeForce RTX 3050はエントリークラスだけあって、中量級ゲームでもフレームレート144Hz台を狙うには思い切った画質設定が必要になる |
画質を最も高く設定するとフレームレートは60fpsこそ超えるが、ゲーミング液晶と組み合わせてのプレイには、厳しい結果になっている。144fps超えを狙ったカスタマイズ画質では、平均フレームレートは153.7fpsに達するが、144Hzでの張り付きプレイは厳しい感じだ。張り付きプレイを狙うなら、グラフィックスカードはGeForce RTX 3060や、Radeon RX 6600以上を搭載したい。
4本目は「真・女神転生」や「ペルソナ」などの人気タイトルを手掛けるアトラスの最新RPG「SOUL HACKERS 2」の結果を確認しよう。GPU負荷は軽く、エントリーGPUでも、最高画質で高精細なWQHDプレイを狙うことができる軽量級ゲームタイトルになる。フルHD解像度、最高画質に設定し、探索マップを移動、戦闘した際のフレームレートを「CapFrameX」で記録している。
平均フレームレートの結果は、余裕の203.3fpsを記録している。1パーセンタイル点は144.7fpsまでダウンしていたが、快適にプレイできるのは確実だ。試しにWQHD解像度でも測ったが、平均125.6fpsと快適に遊べるフレームレートになっていた。
5本目のゲームタイトルは、「MonsterHunterRise:Sunbreak」だ。最高品質ではレンダリング解像度(イメージクオリティ)が、150%になるため、GPU負荷が高い中量級タイトルになる。フレームレートは最高画質、フルHD解像度で、ゲーム内の「大社跡」を1周した際を「CapFrameX」で記録している。
平均フレームレートは60fpsのラインを大きく超える106.4fpsを記録している。十分快適に狩猟を楽しむことが可能だ。「SOUL HACKERS 2」と同じく、WQHD解像度でテストすると、平均フレームレートは70.9fpsだった。シーン次第では60fpsを切ってしまうので、高精細なWQHDでのプレイを狙うなら、グラフィックスカードはワンランク上が狙い目だ。
最後のゲームタイトルには、「ELDEN RING」を選んだ。フレームレートは60fps固定だが負荷が高く、最高画質で60fps張り付きを狙うなら、ミドルクラスのグラフィックスカードを選びたいタイトルになる。解像度はフルHDに固定し、画質はプリセットの”最高”と”高”を選択している。フレームレートは比較的、描画負荷の高い「湖のリエーニエ」を60秒間移動、戦闘した際を「CapFrameX」で記録している。
エントリーに位置するGeForce RTX 3050でも、”高”画質にすることで平均フレームレートは59.6fpsを記録できている。ただ、1パーセンタイル点を確認すると、”最高”で44.4fps、”高”でも52.8fpsになっていた。城内などの負荷の低いマップなら、”最高”や”高”でプレイし、カクつきが致命傷になるボス戦では、画質を”中”にしてプレイするのが良いだろう。もちろん、最高画質での60fpsプレイを狙って、ミドルクラス以上のグラフィックスカードを組み合わせるのも良いだろう。