エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1206
2022.10.18 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
コンシューマ向けのグラフィックスカードでは最大となる24GBの大容量ビデオメモリを搭載するGeForce RTX 4090。GeForce RTX 3090 TiやGeForce RTX 3090と同じようにクリエイティブなワークフローへの導入を検討している人もいることだろう。そこで、クリエイター系ベンチマーク結果も簡単に確認をしておこう。まずは「V-Ray 5 Benchmark」からだ。
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「V-Ray GPU CUDA」「V-Ray GPU RTX」ともGeForce RTX 4090 Founders Editionからスコアが上昇しており、クリエイター系のアプリケーションでもオーバークロックのメリットは確実にあるようだ。
続いて「Blender 3.3.0」の結果も確認していこう。レンダリングにはGPUを使用し、サンプルは「monster」「junkshop」「classroom」の3種類を選択している。
「V-Ray 5 Benchmark」と同様、その差は僅かながら「GeForce RTX 4090 SUPRIM LIQUID X 24G」のほうが高いスコアを記録している。またベンチマークのバージョンが異なるため、あくまで参考だが「GeForce RTX 3090 Ti SUPRIM X 24G」と比較すると、最もスコア差が小さい「junkshop」で約76%、最も差が大きい「monster」では約2.15倍の差がつき、「Ada Lovelace」アーキテクチャの効果は大きいことがわかる。
OTOY社のレンダリングエンジンOctaneRenderのパフォーマンスをテストする「OctaneBench 2020.1.5」のスコアもチェックしておこう。
「OctaneBench 2020.1.5のスコアは約1,240で、先日計測したGeForce RTX 3080 Ti Founders Editionからは約90%もパフォーマンスが上昇した。現在Ampere世代のグラフィックスカードを使ってCGのレンダリング処理を行っているなら、GeForce RTX 4090にアップグレードすることで、処理時間を劇的に短縮することができる。