エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1208
2022.10.22 更新
文:撮影・藤田 忠
ここからは「Trident S 5M-022JP」をMSIのフルHDゲーミングディスプレイ「Optix MAG245R2」に接続し、実動チェックを行う。「Trident S 5M-022JP」にはWindows 11 Homeがプリインストールされているが、OS起動とともに自動で起動するのが、ゲームパッドコントローラで操作する専用ランチャーの「Game Stadium」だ。
プリインストールされている「Game Stadium」ホーム画面。Windows起動とともに自動で起ち上がるようになっている |
「Game Stadium」のホーム画面には、Windowsアプリケーションや、ゲームなどを登録することができ、「Trident S 5M-022JP」の起動とともに、ゲームパッドでの操作が可能になる。このマウスカーソルとクリック操作を、ゲームパッドで可能にする「Game Stadium」の「カーソルモード機能」は、Windows11も操作可能。ゲームプレイ中はゲームパッドとしての操作と、カーソルモード機能の操作が重複するが、BACKボタンと右スティックの押し下げ(R3ボタン)で同機能をオン・オフできるのでスムーズにゲームプレイに移行できる。
ホーム画面には、よく使うアプリケーションが登録可能。この画面で?と思った人もいると思うが、スマホゲームのアイコンが並んでいる。この点は後ほど解説するので、楽しみに読み進めて頂きたい |
「Game Stadium」のキモとも言える「カーソルモード機能」。スクロールも可能なので、ウェブブラウジングもスムーズに行う事ができる |
コンシューマーゲーム機のような操作性を実現する「Trident S 5M-022JP」のトピックとなる「Game Stadium」を理解したあとは、その実力を確認。まずは「Trident S 5M-022JP」のスペックをおさらいしておこう。
CPUは、8コア/16スレッドのAMDの最新APU「Ryzen 7 5700G」で、メモリは内蔵グラフィックスの性能を引き出すDDR4-3200 16GB、ストレージには512GBのNVMe M.2 SSDを搭載する。ゲームの大容量化が進んでいるが、クラウドゲーミングにストレージ容量は不要なので、十分だろう。その他クラウドゲーミングで重要なネットワークには、有線のギガビットLANに加え、最大2,402MbpsでリンクするWi-Fi6無線LANに対応する。
定格3.8GHz、ターボクロック4.6GHzで動作するAMD「Ryzen 7 5700G」 | メモリはDDR4 SO-DIMM 16GBで、3200MHz駆動 |
グラフィックス機能にRadeon Graphicsを内蔵 | ビジネスユースやライトな写真編集もスムーズに行える8コア16スレッドで動作する |
今回の評価機には、Western Digitalの接続インターフェイスがPCI Express 3.0(x4)の「SN540 NVMe SDDPNPF-512G」が採用されていた | ネットワークは、2,402Mbpsの高速無線LANにも対応している |
「CrystalDiskMark 8.0.4」の結果。シーケンシャルリード3240MB/s、同ライト1520MB/sのアクセス速度を発揮する | 「CrystalDiskMark 8.0.4」を「NVMe」で実行して、ピーク性能を確認 |